ワーキングホリデーとインターンシップの違い/実践的な経験の本質とは?
ワーキングホリデーとインターンシップの違いを、明確にします。
多様な目線で経験について書いたので、少し混乱すると思います。ただ現実世界は複雑なので、それを考える力が重要だね。そのためのブログです。
記事には、参考元の英文をつけたけど、読めそうな人は読んでみてください。一番下に動画あります。
ワーホリとインターンシップの違い/実践的な経験の本質とは?
- Internship (インターンシップ)
- Volunteer work (ボランティア)
- Study abroad (海外留学)
これらに共通するものとは?
経験だよね。大学やカレッジの学生は、こういう経験を経てソフトスキルを学ぶんだよね。言い換えると自分探しをする機会でもある。
Soft skills, on the other hand, are character traits and interpersonal skills. They’re skills that are about who you are rather than what you know.
How to College | Crash Course
さらに共通することは、サポートやネットワークがあること。
- Career Counselor (キャリアカウンセラー)
- Mentorship (就職指導)
- Alumni Network (卒業生のネットワーク)
学校や団体が用意するプログラムには、実践的な経験を積むための枠組みが用意されている、はず。そうだよね?ノマドちゃん高卒なので、この辺はみんなの方が詳しいと思う。あっ少し留学はしたけどね。
先生・講師・先輩・カウンセラー・指導員など、学校の外の経験をもサポートしてくれる。
While you don’t have to do these things, participation can help you figure out your interests and gain experience to enter the workforce.
Leadership, Teamwork, Communication, Critical Thinking. Most students start developing these skills in a volunteer position, job, or internship.
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学校とは違う経験を通し、自分が興味のあることを模索したり、ソフトスキルを学ぶ。それがインターンシップの目的だよね、表向きはね。ただしデファクトは、経験パラドックスを無理やり解決するためにある。違う?
ところで Working Holiday は?ワーホリ経験はここに入らないの?
うん、入らないね。明確に入らない。(笑)
だってカウンセラーとかいないし、ネットワークとか枠組みとか、そんなのない。カリキュラムも無ければ、ワーホリ・マネージメントシステムもアプリも存在しない!※もしかするとあるのかな…。
しいて言うならば、
- ワーホリコミュニティ(ロリコン+インセル付き)
- 海外日本人サポート(パワハラ+セクハラ付き)
- ワーホリ留学情報(マニピュレーション付き)
とまぁ何事もマイナス面はあるけどね。これらは役立つコミュニティには違いはない。インターンシップにも、パワハラとかマニピュレーションとかあるでしょ、現実はね。権力と男性優位の世界だしね。
ただこれからは、もっと教育的に、構造的に、ワーホリをする仕組みが増えると思うんだよね〜。少なくともノマドちゃんはそう望んでいる。ホープ。日本社会は、まだワーホリ経験のポテンシャルに気づいていない、ただそれだけ。
ワーキングホリデー経験の特徴
ワーホリの利点は、ビザと航空券さえゲットすれば、庶民でも海外を経験できる。※時間はいる、あと年齢制限も。
- 実践的な経験を積むことができる
- ソフトスキルを育てることができる
- 自分探しができる
ただそこに、カウンセラーや枠組みはない。フリースタイル。カオス。Serendipity。
インターンシップ→構造的・枠組み。つまりコーポレーション文化。勝ち組?
ワーキングホリデ→フリースタイル。つまりヴィンセント・バン・ゴッホ。※
※コーポレーション文化の逆を表現する言葉を思いつがず…。
バン・ゴッホは、アートを構造的に学べる環境があったにも関わらず、自然や人の暮らしを観察するなど独学を好んだようだね。アートディーラーや伝道師、旅をするなど、多様な経験を積んだことで知られる。
構造的に生きる。フリースタイルで生きる。どちらも大切なコンセプトなので、それぞれの特徴を理解し、バランスをとること大切だけどね。
ワーホリで、ハードスキルの実践的な経験はできる?
ワーホリ経験はソフトスキルを育てるのに向いているが、専門的なハードスキルの訓練は難しいと感じる。
ただしサービス産業や第一産業は、実務経験を積むことができる。あとPCとネットがあれば、アート・ライティング・IT関連の実績やポートフォリオを作ることもできるね。
Showcase projects you’ve completed from your job, internship, or class. Common in Fine Arts, Writing, Tech industries where employers see samples of your work. Having a website or other type of portfolio is a great way to showcase more skills than just what you could fit in your resume or cover letter.
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ワーホリで難しいことは、オフィスワーク経験。清掃員でもない限り、外国人がオフィスビルに属するのは難しい。絶対に無理ではないけど、劇的に稀です。
ワーホリとインターンシップ、経験に欠かせない要素
どんな方法を選ぶにせよ、経験を意味のあるものにするには、様々な要素が必要となる。
- 経験の目的(足りないスキルの認識)
- コミュニケーション力・アピール力
- 知識
- セルフマネージメント(体調や時間の管理)
- メンター
- 実際に仕事をする(お金を稼ぐ)
例えば、親や先生に言われるがままインターンシップをして、そこに目的や知識が伴わなければ、経験の効果は半減するかもしれない。優れた講師やメンターがいるかどうかは、かなり大きい。
経験には、自分何には得意で欠けているのかを分析するプロセスも大切(自分探し)。そこで知識が重要なのさ。一見、自分の専門とは全く関係のない経験から見えるものもある。そういう点に関しては、ワーキングホリデーは、経験の宝庫だと言える(Serendipity)。
When you identify a gap in your skills or experience, look for ways to fill that gap. Seek opportunities to learn outside the classroom, even if it’s for a topic that doesn’t relate to your studies. Pursuing education for your courses as well as for your own personal knowledge helps you to become a well-rounded person.
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仮に素晴らしい経験を積んでも、それを履歴書(レジュメ)や面接で、うまく言葉にする能力が足りないとそれも困る。
One way to prepare for job-hunting situations is to get really good at explaining who you are and what you do.
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理想的なプログラムに参加できても、時間管理やセルフマネージメントができていなければ、身につくものは少ないかもしれない。
ワーホリで右も左もわからない状態でも、運よくメンターに出会い人生が激変することもある。学校の講師やメンターが必ず自分に合うとは限らない。そこはリサーチが必要だが運も大きい。
Sometimes a mentor can be right in front of you. Within your major or school other students, graduate students, alumni, faculty and other people in your field are all clumped together.
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ワーホリは労働許可があるビザ。ただのバイトであっても、海外で働くという未知の経験を味わうことができる。日本では難しい類のソフトスキルを育てられるのが、ワーホリのメリットではある。
ワーホリとインターンシップ、結局どっちがいいのさ?
インターンシップは、就活に特化した経験(短期プラン)
ワーキングホリデーは、就職後の実務と、先の人生全般に役立つ経験(長期プラン)
ノマドちゃんは、大学やカレッジを出ていないので、前者に関してはあくまで私の分析だけどね。
人生、短期プランも長期プランも両方大切だよ。ただ冷静に考えて、日本で就活戦争に参加する人は、ワーホリやってる余裕ないよね?どうだろう?
すでに枠組みが整っているインターンシップを経験できる人は、それを逃す手はない。その際は、盲目に取り組むのではなく、上記の様々な要因を意識して、その効果を最大限に引きだしてほしい。
ただし高卒や、一度社会人になった人は、そういうチャンスに恵まれない可能性も。その際は、ワーホリという機会を利用してみるのも一つの選択。
ノマドちゃんは、特に20代後半のワーホリをおすすめしているよ。この年齢層は、セルフマネージメントができ、社会経験や知識、判断力もある。海外で自分に足りない部分を補うのは、とても意義のあること。
ワーキングホリデーの経験を就職でアピールするには?
ワーキングホリデーは、ソフトスキルを伸ばすのに最適だが、それを実際に就職でアピールするのは、かなり難しい。
ノマドちゃんよくわらないけど、日本の履歴書って自由に文章を作成してアピールできるのかな?
「ワーキングホリデー」と履歴書に書いても、なんのこっちゃらわからない。その経験をアピールするには、ワーホリ中の実績やスキルを具体的に文章にする必要がある。
英語履歴書(レジュメ)の場合は、セクションを自由に構成でき、工夫次第では、仕事以外の実績をアピールすることもできる。日本の履歴書はそういうのあるのかな。
もし、SNSやウェブサイトをポートフォリオとしてみる会社であれば、そこにソフトスキルやワーホリ経験を実装するしかないよね。その企業の文化によるので、リサーチが必要だけど。
履歴書でも面接でも、自分のソフトスキルや実績を伝えるには、明確にさらに適切に言葉にするソフトスキルが必要。それができない人は無理ゲーかもしれない。ただ結果がどうであれ、トライしてみることで何らかのスキルは育つけどね。はなからあきらめる必要はないと思う。
ワーホリ経験は、どちらかというと就職した後や長い人生の中で役立つもの。無事に就職できた人は、仕事でそのスキルを活かさない手はない。そうでない人も、自分の人生をマネージするために、ワーホリ経験が役立つよ。
最後に、今回引用したクラッシュコースの動画を紹介するね。
アメリカの学生向けの教育動画だが、経験の本質を系統的に学べすごく勉強に。ワーホリにもしっかり役立つ知識です。日本の大学制度や文化とは違う点があると思うので、あくまで基礎や原則を理解するためにどうぞ。
記事はここまでです。