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ハードVSソフトスキル/英語レジュメ社会人の必須知識

Image by Sarah Noltner via Unsplush

仕事に必要な2つのスキル、ハードVSソフトスキル。この本質を理解してみるね。

英語レジュメを作成するための知識、そしてワーホリ生活に役立つ社会知識です。というか人生全般で役立つ。そんな内容。

ちょっと長いけど、英語と知識を同時に学べるよう構成したので、集中力は高めで読んでね。

ビジネス英語+英語動画も紹介します。一番下に「Experience Paradox」についても書いたよ。

ハードVSソフトスキル

以下の言葉に共通するものとは?

Life・Human・People・Soft・Technical・Transferable・Academic・Employability・Hard

これらは「Skill」の種類です。スキルは一般的に、2つの種類に分けられる。

  1. Soft Skill
  2. Hard Skill

まぁこれ聞いたことあるね。もちろんこの概念は、古くから存在したと思うが、この言葉自体は、1970年代ごろに生まれたもの。アメリカ軍の学習や効率化を図るため、学者がスキルを構造的に理解しようとした。

これらスキルのポイントは、言葉の意味ではなく、その概念を掴むこと。ソフト・ハードという形容詞で理解すると、的野ずれな解釈をしてしまう。そんな理由で類義語もつけている。

これらのスキルを仕事で活かすためには?様々な角度から理解し、考える力を育てる必要がある。

ハードスキルの概念を英語で

Hard skills are concrete skills that are specific to your job and required for you to actually do your work. 

Hard skills are generally learned through school, training or previous work experience. They are more objective meaning that once you’ve learned the information or task you would then possess that skill. Hard skills are easy to measure.

GCFLearnFRee

ハードスキルは、職業の専門的なスキルのこと。

  • Technical skill (技術スキル)
  • Academic skill (学力スキル)
  • Employability skill (雇用可能なスキル)

などと言い換えることも。

これらのスキルは、系統立てて学ぶべることが特徴。ここでの客観的(objective)とは、数値化することが容易で明確という意味だね。ゆえに企業は、数値や資格で確認できるハードスキルを重視する傾向にある。そうだよね?

ただノマドちゃんは、これ企業の怠慢だと思っている。ソフトスキルを見極める力量がないから、ハードスキルに特化した。その結果、ハードスキルに特化する若者が増え、ソフトスキルが足りない管理職が増えてしまった。そうじゃない?マネージメントに必要なスキルの多くは、ソフトの方だよね。

ハードスキルばかりを育ててしまうと、社会全体が生産ロボットのようになるかも(いやもう遅いのか…)。そこで重要なのがソフトスキルなのさ。

ソフトスキルの概念を英語で

Soft skills are interpersonal or people skills that can be used in every job. These include communication, teamwork and adaptability. Soft skills are more difficult to develop. you’ll need to practice them over time in the real world with others.

Soft skills are harder to evaluate. They can’t really be communicated well through your cover letter or resume. Instead employers usually have to wait until an interview or your first few weeks on the job to get a good idea of your soft skills.

GCFLearnFRee

ソフトスキルは、転換可能なスキルとも言い、環境が変化しても応用できる

ハードスキルのように、明確な答えやメソッドはない。つまり人生のスキルとも言える。このスキルは、机の上でなく現実世界で訓練する必要がある。つまり、時間や忍耐が必要。

  • Human skill (ヒューマンスキル) 
  • People skill (ライフスキル) 
  • Transferable skill (転換可能なスキル)

などと言い換えることも。

お金を稼ぐことに問題はないが、プライベートはうまくいかない。それはソフトスキルが足りていない証拠。つまり、ソフトスキルの習得を怠った末路が定年オヤジということか。となると定年オヤジとニートは、紙一重な存在かも。

時代背景により、運よく終身雇用にありつけたのが定年オヤジで、運悪く就職難にぶちあたったのがニート。そう考えると、なんだかしっくりきた!

彼らに共通するのは、コミュニケーションスキル問題解決力チームワークなど、必須ソフトスキルの不足ではないか。でも大丈夫。苦手なソフトスルは改善することができる。まだ遅くない。


【いきなり文学紹介】
70年代アメリカの舞台作品『Death of a Salesman』をたまたま読んだんだけど…。定年オヤジやニート、そしてパンティストッキング(笑)は、米国から来た文化だと思わされるこの作品。まさに、ソフトスキルが足りない人の行く末を描いた名作だと感じる。

ネタがリアルでおもしろすぎたので、ぜひ娯楽で読んでみて〜。無料で読めるみたいです。北アメリカの高校性が読む著名な文学。探せば日本語訳もあると思います。
注意:精神的に辛い状況の人は、読まない方が良いかもしれません。

ハードスキルとソフトスキル、どちらが重要?

仕事にはどちらのスキルも必要…うん、どちらも重要だね。

採用時に、企業が同じハードスキル設定の応募者を比較する際に、ソフトスキルがあると差がつく。これよく聞く話だよね。ソフトスキルは、最終の滑り込み手段みたいな風潮。

ただソフトスキルは、あって当たり前の生活スキル。そうじゃない?

自分の人生をマネージするのに、そもそも最低限ないとダメなやつ多いし。そう考えると「採用するならソフトスキルある人の方が…」ってその、ってのおかしくない?「炊事や洗濯、できれば料理できる旦那さんの方が…」みたいなね。

仕事には両方マストなので、職種に合わせてバランスを取るの大切。でもどうやってバランスを取るのか? 以下を参考にしてね。

ハードスキルの習得は、中等教育の後に始めるのが一般的だよね。教育費をはじめ多額の費用がかかる傾向に。社会の状況により、取得しても使えるスキルにならない場合も。つまり習得したハードスキルの重要性は、外的な要因に大きく左右される。損失回避バイアス(Loss aversion)により、実際は自分にとって重要でないスキルに固執してしまう場合も。そのハードスキルを活かすも殺すも、結局はソフトスキル次第かもしれない。

ソフトスキルの習得は、子供の頃から実生活で育てる。つまり家庭や小中学校の環境にも左右される時間や複雑なプロセスが必要な場合も。メンターがいると心強い。まずはニガテなものを正しく理解し、それを認める必要がある。このスキルは、一つだけ秀でていても意味がない。ニガテな部分も伸ばし、バランスをとる必要がある。一度習得すれば、時代や自分の状況が変化しても、柔軟に活用できるスキルとなる。

ハードとソフトのバランス、崩れるとどうなる?

西洋では日本同様、OvereducationUnderemployment が氾濫している。

勉強に時間と努力をつぎ込んだ人が、なぜか仕事に就くことができず、非正規雇用の安い給料で雇われる。これドイツやイギリスでも起きている。オーストラリアとカナダも同様。特にアメリカは酷い状態。

机の上で勉強をして、ガチガチにハードスキルを育てた人が、不完全雇用になるとどうなるのか。

安月給の仕事と学費の返済、家族との関係の悪化、疲れとストレス、自尊心の低下。時間やお金、人間関係をマネージするスキルは、ほぼ全てソフトスキル。ファイナンシャルマネージメント、セルフマネージメント、チームワーク、etc。

だから、ソフトスキルはマストなのさ。

学歴社会で育った世代は、忍耐とハードスキルが重要だと叩き込まれた。物事がうまくいかなくなった時、初めて自分にはソフトスキルが足りないことを認識する。いや認識できない人も多い。ノマドちゃん自身がそうであったように。

自分に欠けているものは何か。それをを認識できなければ、改善しようがない。そこで必要なのが経験ち知識の両方なのさ。

ソフトスキルを劇的に伸ばす方法。それがワーホリ海外の経験。でたッ!ワーホリマニア(笑)。ノマドちゃんブログを読むだけでも、思考力は育つけどね。

ワーホリでハードスキルを伸ばす機会は少ないかもしれない。その反面、ソフトスキルは365日で伸ばすことができる。ワーホリを漢字にすると「経験」だからね。ちょっと無茶ぶりすぎたかな…。

ということで、参考にした動画を2つ紹介するね。違うコンテクストで学ぶと、物事を深く理解できるよ。一番下に「Experience Paradox」について書いたよ。


【動画①】チャンネルは GCFLearnFRee 。ハードとソフトスキルの概念を一番わかりやすく理解できた。記事では、主にこの内容を紹介した。

Hard Skills vs Soft Skills | GCFLearnFRee

【動画②】スキルの概念を構造的に学ぶことができ、とてもためになったよ。

Lesson 1: The 4 Skills | Kevin J Fleming Ph.D.

Kevin J Fleming Ph.D.さんについて、TEDTalkを見たところ、アメリカの教育やキャリア制度の改善に力を入れてる人みたいです。複数の本の著者です。
参考元TED: Redefining the Goal of Education | Kevin Fleming | TEDxMSJC

Take your classes seriously and become the strongest reader, writer, and thinker.

Kevin J Fleming Ph.D.

特に気になったのがこのフレーズ。時代は複雑化しているので、考える力すご〜く重要です。その考える力を伸ばすために、結局は国語力が重要なのさ。読み書きだね。

例えば、「Experience Paradox」に、君はどう対応する?

The Experience Paradox is a phenomenon that occurs when you have no work experience in a particular field, but the entry level jobs require you to have a year or two of experience to be considered. This can be puzzling and frustrating, and in some cases, it can act as a deterrent from realizing your dream career.

Rob Porter

※この言葉は23年時点でまだ Wikipedia に存在ない。直訳すると経験パラドックスだね。日本語の説明もつけておいたよ。

経験パラドックスとは、新卒雇用レベルなのに、なぜか経験が必要だという矛盾した採用条件のこと。経験を得るためには仕事が必要だが、仕事を得るには経験が必要というパラドックス。これは西洋で蔓延している社会現象であり、日本でも多く見られる。

矛盾が生じる理由は、スキルや経験値がある人を不当な賃金で雇おうという企業の強欲さにある。社会経済では、こういった矛盾を無理やり解決しようとすると歪が生じる。歪が大きくなりすぎると経済は不安定になり、最終的に大きな問題を引き起こす。論理的に考えるとね。

※例えば無理やりとは、多くの若い働き手が無休インターンなどで生活が困窮すると、その購買力が落ちる。

さぁ、君は人生の難題をどう思考する? 次は、ソフトスキルの種類について学びます。また明日。

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