お金を基準に決めるワーホリ年齢、最も費用がかかる年齢とは?
今回は、ワーホリ費用は年齢により違いがでるよ 、という話。
ただ経済とお金の話というわけでもない。こういう心理状態の人は、ワーホリ費用が高くつくよ~という話をするね。経済・社会・心理学などを理解することで、ワーホリ費用を抑えることができる。
お金を基準に決めるワーホリ年齢、最も費用がかかる年齢とは?
ワーホリ費用は、年齢により違いがでる。
しっかり稼いでいるアラサーは、お金に余裕があり、ワーホリ費用をたっぷり用意できる…と考えるのはごく自然だよね。でもこれ、逆かもしれない。
最もワーホリ費用がかかる年齢は10代~20代前半の可能性が高い。
お金を正しく理解している・社会知識が豊富なアラサー世代は、20代前半より少ない費用でワーホリできる、と私は思うのさ。→29/30歳のためのワーホリ社会知識【本当に必要な費用】
ワーホリ費用がかかる年齢と少なくて済む年齢、心理的な違い
20代前半は収入が低い上により費用もかかる、こう考える方が自然かもしれない。
ワーホリ費用が多くかかる心理状態(20代前半):
- 物質主義(Materialism)が強い
- 見栄・虚栄心強い
- 自己中心・ナルシシズムが強い
- 自立心・自律心が低い
- 心配や不安が大きい
これらは、10代~20代前半など若い年代の一般的な特徴。もちろん個人差や世代差はあるよ。
ワーホリ費用が少なくて済む心理状態(アラサー):
- 物にこだわらない
- 自立心・自律心が高い
- 情報判断能力が高い・マーケティング(広告)に流されない
- 意思決定力・判断能力・知識力が高い
ただし、個人の成長には差がある。育った環境・今置かれている環境・教育レベル・収入レベル・職種や職歴、そして生まれた世代など、多くの要因により左右される。なぜなら現代社会は、とても複雑化しているから。
社会を見てわかるように、60歳を過ぎても子供の心理状態をキープしている人、たくさんいるよね。Peter Pan Syndrome なんていうコンセプトもあるよ。
あと、幼少期のトラウマなどで成長が遅れる人もいるみたいなので、偏見は注意が必要だけどね。→ arrested development
大人にならない大人を皮肉ったテレビドラマ、けっこう多いよ。例えば:
心理学や社会学が学べるので、気になる作品を見てみて。
以下、詳細をみるね。
物に依存している年齢は、ワーホリ費用が高くなる
若い人は買い物好きだよね。その理由は、物欲が強い年齢だから。物で喜びや幸せを感じるのは、まだ精神が若い状態。歳をとるにつれ、人は物質よりも精神的なものに幸せを感じるようになる。
ノマドちゃんは、30過ぎたあたりから物欲が減少。20代前半は物欲の塊だったよ~。(笑)
逆に言うと、大人になってからも買い物が生きがいという人は、物質主義が強くお金で物を買わなければ心が満たされない状態かも。現代の物欲は、広告産業の影響やストレスが原因である事も多い。一概に物が欲しい=年齢が若いとは言えないのさ。
物で得られる幸福感はとても小さい。物に執着すると、いくら収入が高くても幸福感は少ない。これは研究で証明されてるよ~。
見た目にこだわる年齢は、ワーホリ費用が高くなる
若い人が買い物やファッションに執着する理由は、外見を気にする年齢だから。
思春期や若い世代が、もっとキレイに見られたいと思うのは、わりと自然なこと。これはマーケティングや広告、社会ノームの影響も大きい。だから見た目への執着は、国や文化により大きな違いがあるのさ。
歳を取るにつれ、外面から内面磨きにシフトする。アラサー世代は、ブランド服や高いガジェットにこだわる必要がなく、ワーホリ費用が少なく済む可能性も。ただし、内面を磨くために留学費用など、教育費にお金をかける可能性も。
ワーホリに必要な持ち物。実は劇的に少ない。
自分でできる年齢は、ワーホリ費用を抑えられる
アラサー世代は、自己管理の自立や、物事を自分で成し遂げる自律が強い。自分でワーホリ準備をする能力が高いと、費用を抑えることができる。旅行・留学・ビザ取り代理店などを利用する必要性が少ないから。
現地で部屋や仕事をみつける能力にも長けているので、すぐに仕事を始め生活を安定させることができる。初期の生活費用も少なくて済むのさ。
人生経験が少ない若い世代は、知識や経験が豊富な代理店業を利用する方が、ワーホリ準備がスムーズにいく可能性も。時間や知識不足は、お金で解決するのもありだよね。
自己中心的な年齢は、ワーホリ費用が高くなる
若い人は、利己的な傾向にある。自分中心で世界が周っていると感じるのは、若い証拠だよね。ナルシシズムが強い人は、見栄やプライドが高く、自分をよく見せる事にお金を使う傾向にある。若い人が、洋服やコスメ・高いガジェットなど、外見にお金をかけるのは、このせいでもあるのさ。
ナルシシズムな思考は誰にでもあるもの。一概に悪いことではないのね。大人になるにつれ利他的になると、ナルシシズムは軽減する。利己的と利他的は、対のアイデアだからさ。
ワーホリ費用が高くつく人は、余分な持ち物にお金をかけるから。これは個人の自由なので、良い悪いではないけどね。
不安が強い年齢は、ワーホリ費用が高くなる
英語で naive という言葉があるが、若い人は人生経験が少なく、物事を正しく理解し判断する力が低い。つまり初めての海外という不透明な事に対し、より不安を感じる可能性も。
人は、不安や恐怖をなるべく避けようとする性質がある。人生経験が多い人は、不安を知識でカバーできる。逆に若い人は、知識や経験不足をお金でカバーする必要があるかも。
海外に関するビジネスには、Fearmongering というマーケティング手法がよく利用される。海外という不透明なものに対し、消費者はより多くの不安を感じる。お金で海外向けのサービスを利用することで、安心を買うことができるのさ。
知識や判断能力が低いワーホリ海外生活は、より危険を伴う。なので若い人がお金で保障と安全を買うのは、妥当かもしれないね。でもお金に依存しすぎて自分の知識を育てないと、海外でも日本でも、危険な目に会う可能性は高まる。そこは気をつけてね。
お金と知識の本質を理解すれば、ワーホリ費用を抑えられる
今回は、年齢に焦点をあてたけど、人の成長には個人差がある。
アラサー世代でも、物欲が強い・判断能力が低い・情報力が弱い人などは、ワーホリ費用が高くつくかも。
逆に20代前半でも、教育レベルが高い・危険回避能力が高い・情報力が高い人などは、最小限の費用でワーホリできる可能背も。ただし脳科学によると、20代前半の脳は完全に発達しきっていないので、そこは考慮する必要がある。
お金ですべての問題を解決することはできない。知識も同じことが言える。足りない知識や経験は、お金で補うことができる。逆に、豊富な知識でワーホリ費用を抑えることも。
皮肉なことに、お金さえあれば、ワーホリのほとんどの問題は解決できる。ただお金で物事を解決しすぎると、若い人の成長がないがしろになってしまうことも。
今回はここまで。お金と知識のバランスについて考えてみてね。