A cap

ソフトスキル改善に必要なこと。経験/メンター/知識

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Image by NordWood Themes via Unsplash

明確な答えがないソフトスキルの改善に必要なこととは。3つ紹介するね。

心理学的な内容や英語などが学べます。あと映画も一本紹介します。

ソフトスキル改善に必要なこと。経験/メンター/知識

前回の記事で、ソフトスキルが伸びない理由を書いた。今回は、改善に必要なこと。

ソフトスキルは、

  1. 教科書やテキストで系統的に学ぶのが難しい。
  2. 実践で改善できるが練習するのは難しい。

という特徴がある。

自分の経験の中から、ソフトスキルの改善に役立ったこと3つを紹介するね。

  • 経験
  • メンター
  • 知識

ソフトスキルと経験

経験が必要な理由は、様々な状況に置かれてみないと、見えないものがあるから。

一つの職場やコミュニティで人生がうまくいっても、少し状況が変化すると、自分のダメな部分が滲み出る。できない自分から目を背けるために、変化を拒む人もいる。

「海外1年どうだった?」
「あーまぁまぁかな。やっぱ食べ物とか違うしね。自販機とかコンビニとかないし。言葉ができないと友達作りも難しいいね~やっぱり。まぁ海外そんなに住みやすくないよ。」
「へぇ〜そうなんだ、海外微妙なんだ〜。」

微妙なのは、自分のスキルの方じゃないの(笑)?
※これ調べてみると Deflection と言う人間心理みたいだね。シットコムやスタンドアップで、よくネタになっている。観察してみて。

ソフトスキルの特徴は、どんな職場や環境にも応用できること。

Transferable skill (転換可能なスキル)と言われるのはそのため。環境が変化すると対応力が落ちるのは、ソフトスキルが足りていない証拠かもしれない。

例えば、ワーホリの海外経験では、自分の欠点が如実に現れる。理由は経験が多様だから。

海外では、自分がうまくでないことを、つい言語力や文化のせいにしてしまったり、外国人というハンデを言い訳にしてしまうことも。

自分のハンデをカバーできるだけの知識やスキルが足りていない。その現実に目を向けたとき、ソフトスキルは改善の兆しを見せる。多様な経験には、そんな意味があると思う。

多様なことを観察し、苦手なことも実践してみる。これをチャレンジと言う。

ソフトスキルとメンター

ソフトスキルの改善には、メンターがいるかどうかも大きい。

mentor
an experienced and trusted adviser.

Oxford Languages 

ノマドちゃん(20前半)のメンターは、時給800円のバイトのおばちゃんだった。彼女は、焼き鳥屋の店長と真逆の存在だった。うまくやる方法を系統的に教えてくれ、うまくやる見本もバッチリ見せてくれた。

彼女の指導を受けてからは、私のことを軽視していた同僚たちがガラリと態度を変えてきた。シンデレラ的なやつ?(笑) 特に役職を得たわけでも、上の人を見方につけたわけでも、化粧や髪型をイメチェンしたわけでもない。私も彼女同様、ただのバイトだった。

話し方・聞き方・言葉の使い方・立ち居振る舞い・目線・観察力・洞察力・思考力・判断力・対応力、そして思いやり。メンターは、週末のみバイトでさえない私を別人にした。

メンターは、相手に圧力をかけない、見返りも求めない。友達みたいな関係であり、最も信頼できる存在。ゆえに、こちらが学ぶ姿勢がなければ成立しない。マンツーマンで学べるメンターは、ソフトスキルの改善に最適だと言える。

後にわかったことだが、彼女から教わったことは、著名な本に書いてあるものばかりだった。当時どこでスキルを学んだのかと聞くと、観察して考えいろいろ試した結果、一番良い方法を実践していると。ソフトスキルの改善には時間と忍耐が必要だと学んだ。

メンターは、生活のあらゆるところに存在するよ。目の前にいても、それがヨダだとは気づかないことも。私自身メンターといえる存在には、数人しか出会っていない。

でも、メンターに出会えない時は、どうやってソフトスキルを伸ばす?

ソフトスキルと知識

とまぁ、偉そうにスキルを語る中年女だが、20代の頃は、ソフトスキルなんて概念すら知らなかったから。企業就職をしたこともない。

ソフトスキルの改善には、ある程度の知識も必要となる。

優れたメンターがいれば、知識を与えてくれる。でもいつ出会えるかはわからない。仮にメンターがいたとしても、彼らも専門外の知識は伝授できない。

観察力や思考力が高い人は、日々の生活で知識を吸収できる。ただ個人差も大きい。というか、この考える力が、そもそもソフトスキルだしね…。Chicken or the egg? みたいな…。

ノマドちゃんは、観察や思考するのは好きだったけど、具体的にソフトスキルを伸ばす方法はわからなかった。知識が足りていなかったからだと感じる。

明確な方法・理論・選択・情報などがわからないと、実践が難しいソフトスキルも多い。

”You have a lot of experience, but lack of knowledge.”
“But, I don’t like to study.”
“But you learned English right?”
“Yes, I did. Because it was necessary to survive.”
“I think you can learn other stuff too, you just don’t know how to learn.”
“I don’t. I didn’t go to university.”
“I’ve learned through online free courses. You can do that too. You can learn anything.”
“Ok, I’ll give it a try.”

海外で出会ったメンターとの会話。まぁ要するに、バカだから勉強すれば?と、大人な表現で言われたのさ(笑)。自分の欠点をバシッと指摘するのも、メンターならでは。

知識をつけるには、時間がかかる。ソフトスキルに関しては、この本を読めば間違いない、なんて明確な答えはない。これさえ読めば系のブログを、ササっと読んで改善できるなら、半数以上の人が不安を抱える世の中にはならないだろう。※不安はコロナの影響もあると思います。

自分の精神を管理するのも…ソフトスキルなのさ。Chicken or the egg? アゲイン?

自分の経験に知識をプラスしてからは、自己管理・精神安定・意思決定・続行力など、ニガテだった生活面のソフトスキルも、徐々に改善し始めた。

ノマドちゃんブログでも、様々な知識というか、それを身につける道しるべを書いているので、サクッと読んでもらうとうれしい。

最後に、最近見た映画で、突き刺さったシーンを紹介するね。


『A Man Called Otto』

Spoiler Alert!! ネタばれ注意!

You are learning.”

”You have come here from a country very far away, you learned a new language, you’ve got yourself education and a nitwit husband and you are holding that family together. You will have no problem learning how to drive. The word is full of complete idiots who have managed to figure it out and you are not a complete idiot.

A Man called Otto

ノマドちゃんも、できなすぎて心が折れかけたとき、メンターに ”You are learning.” と言われたことがある。心がホッっと、ほぐれていく感覚、忘れることはできない。

それからは、うまくできないとき、”I’m learning. Am I getting better than before? Yes, I am. So I can learn anything. “ と唱えることで、精神が強化されるように。

うまくできなくても、自分が学んでいるなら、それはチャレンジしている証拠。つまり、そのソフトスキルは改善できるということ。

じゃまたね~。

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