ワーキングホリデー×『すずめの戸締り』心あたたまる冒険5つの秘訣

映画『すずめの戸締り』を見て、ワーキングホリデーが恋しくてたまらなくなった。

ワーキングホリデーの経験と『すずめの戸締り』は共通点が多い!そのポイントは冒険と成長にあるかもしれない。

3大陸のワーホリ生活で経験した、冒険の5つの鍵について話すね。

私の洞察と人間心理や行動学的な内容です。

ワーキングホリデー×『すずめの戸締り』心あたたまる冒険5つの秘訣

『すずめの戸締り』みたみた?これ、まさにワーホリです。

心温まる冒険、素敵な人たちとの出会いそして成長。孤独との葛藤…。言葉にすると急に鳥肌たちますけど…。

いきなり見ず知らずの人とで出会い、カタコトなのになぜか心は通じ、たくさん助けられ、こっちもお返ししようと必死になって。ワーホリ経験は『すずめの戸締り』と共通点が多い理由を分析した。

ワーキングホリデーですずめのような冒険、5つの鍵

地元の人と出会い、共に食事をし、同じ屋根の下で眠り、なんだかんだで心が通じ合う。ワーキングホリデーでそんな体験をる時は、5つの鍵が揃っていた。

  1. 夢や目的のために必死のぱっちなとき
  2. 問題や困難に立ち向かっているとき
  3. お金やリソースが限られているとき
  4. Easy-going なとき
  5. 謙虚な心があるとき

一言でまとめると、リスクがあっても夢や目的のために前進する素直で柔軟性がある状態。この5つが揃わなければ、おそらく冒険は成立しないだおう。

この5つは若者の特権のような気もするが、実際のところ年齢は関係ない。若くてもリスクを取らない・新しい環境に対応できない・強欲な人もいる。

リスクとは、不公平や逆境に立ち向かうことを意味する。それが何なのかは人によるけどね。鈴芽は両親すらいない。人生そのものがリスクだろうね。

英語でEasy-going とは、細かい事を気にしない気さくな人を意味する。旅さきでそういう人と出会うと心が和む。芹澤朋也がそういうキャラかもしれないね。柔軟性が高いとも言えるかな。

ワーキングホリデーの場合、外国人労働者という社会的に弱い立場になり、1~5の鍵が揃いやすくなる。

主人公の鈴芽には、困った人(物?)を助ける・時間も資金も乏しい・知り合いや当てもない・おばさんにも頼れない・慣れない環境・感謝の気持ちがあるなど、冒険の条件が揃っている。

冒険や成長に年齢や場所は関係ない

裕福な国で何不自由なく育った若者は、リスクゼロの海外旅行や緩いボランティア活動などを冒険だと勘違いしている。若い=成長でも、海外=冒険でもない。

日本のアニメ作品は圧倒的に学生ものが多いし、冒険=青春みたいなステレオタイプが強いよね。でも成長に年齢は関係ない。

ワーホリ生活では、言語を学びながら安宿に滞在する年上の人たちと出会い、冒険や成長に年齢は関係ないと確信したよ。

『すずめの戸締り』では、鈴芽も周囲の人たちも共に成長した。冒険って、場所ではなく心の変化そのものなのかもしれないね。

ただし若い時の方が冒険できる機会は多い。

目的のために何をすべきなのかよくわからない、それが冒険

目的や夢はあるけど、いったい自分は何をしてるのかわけがわからない。でも何かを変えるために前進しようとする。

夢や目的のために、今自分が何をすべきかなんて明確にはわからない。行動しているうちに、だんだん見えてくるものもある。成長するにつれて目的そのものが変わってしまうことも。

今思うと、ワーホリ当時の私の口癖は、“I really wanna change my life.” だったのさ。どうやって?と聞かれても答えようがなかった。だってわからないんだから。

方法がわからなくても、目的のために行動しなければいけない時。それが冒険なのかもしれない。

ワーキングホリデーですずめの戸締り。どんな体験だった?

ワーホリ生活は、外国人労働者として搾取されやすい上に、20代で身体を壊していた私は、うまく働けずシフト時間を減らされたりして、基本的に収入減は乏しい状態に。

世の中の理不尽さに、何度も心が砕けそうになった。

そんな私でも旅を続けることができたのは『人』のおかげだった。

“Are you ok? Do you need help?”
“Don’t worry, I got you.”(Wink)
“I start nothing too. Eat here, don’t spend money.“
“You need this, others don’t, so take it. “
“You have nothing, but one thing you have is bravery.”
”If you really need a place to stay, ask me, just one or two nights I can afford.”

コンテクストなしではニュアンスが伝わりづらいけど、ごめんね。人の温かい支えなしでは、ワーホリを続けることは不可能だっただろう。

こういう言葉をかけてくれる人には特徴がある。

地味な生活している人、社会から偏見や差別を受ける人、病気の経験がある人など。

社会的に弱い立場を経験した人は、人の感情を読み取る力が高い。いじめや偏見を受けやすい人は、危険を回避するために観察力が発達する。男性より女性の方が小さな変化に敏感なのも危険を回避するため。

金持ちや順風満帆な人は、人の状況や気持ちを読み取る能力が欠落する。Survivorship bias が強いのも特徴だ。

旅や冒険の感謝は、Sorry ではなく Thank you

見ず知らずの人にいきなりお世話にって、相手のこと何も知らないし、本当にどうしよう!

そんな時は、自分ができる限りのことを放出するのみ。手料理を作る・子供と遊ぶ・掃除・犬の散歩・情報を提供する・次に住む人や働き手、知り合いなどを紹介する。

鈴芽を見てワーホリってまさにこんなだよな〜と。旅行は何事もお金で解決するが、ワーホリの社会立場的では、そうはいかないことも多いからね。

ワーホリ生活では、”Sorry” ではなく”Thank you”が礼儀なのだとよく学んだ。

好意で手助けする人は見返りを求めないが、見返りを想定する人は、そもそも人助けではない。”you scratch my back, and I’ll scratch yours”だね。

逆に自分側がしてもらったことに対し感謝がない、気づくことすらできない場合もあるかもしれない。”Entitlement” という。

冒険では、善意や感謝の意味を深く考えさせられる。

ワーホリでわかる田舎と都会の人の違いとは?

田舎の人は、よそ者をよく観察している。移民が多い海外でも田舎に外国人は少ない。外国人はとても目立つ存在となる。

よそ者や外国人が孤立している状況を、見ている人はみている。必要な状況を察知すると、助け船を出してくれる人も。

都会は困っている人を見て見ぬふりをする人が多い。理由は人間の心理にある。

  • 他の人の行動を見て自分も行動する。Social Proof 
  • 誰か他の人(駅の職員などが)助けるだろうと責任感が分散する。
  • 他人の状況はわからないので手出しすると余計なお世話になる。

自分しか助ける人がいない状況では行動するが、責任が分散すると押しつけ合いになる。

他の人が冷たい目で見ていれば、それに同調し行動する。海外の都会でも同じ現象が起きるよ。都会特有の人間行動だからね。

海外でも大都市は移民が集中し、孤立している外国人への意識は低下する。東京は、よそ者が多く集まる都市なので、それと似た現象が起きるのだろう。

ワーホリでも日本でも多くの街を訪れたが、中規模な街や田舎の方が「大丈夫?困ってない?」と気軽に声をかけてくれる人のが多いと感じる。もちろん文化によるけどね。

都会の場合は、同調や責任逃れが起きやすい。危険が迫っている時は、特定の人を指名し助けてほしいと言葉で伝える必要がある。アメリアの事例で、公共の場で殺人が起きたとき、多くの目撃者がいた話は有名だよね。

都会では、信頼できそうな雇用主や大家さん、同僚や友人などに自分の状況をしっかり伝えることで、理解を得られると感じる。逆に、悪い人間に弱みを知られてしまうと搾取される。人を見極める目は重要だね。

『すずめの戸締り』には、主人公につけ込むキャラクターは描かれていなかったが、現実世界には悪魔のような人間がたくさん存在する。そこは旅や冒険の難しいところだね。

『すずめの戸締り』で残念だったこと。恋のステレオタイプ

鈴芽は見ず知らずの男性に対し、好きだという理由だけで行動を始めた。この設定は少女漫画ファンタジーだね。もちろん直感で良い人か悪い人かを見極める能力は必須だよ。ただ経験が浅い人の場合、判断を誤る可能性も高い。

若い女性が好きという気持ちだけで大きなリスクを取る。現実世界では、かなりヤバいパターンです。

日本でも海外でも、「私この人が好きなの、だから救わなきゃいけないんだ。」みたいなのは、うん、やめとこう。論理的に理解していても、やはり恋は盲目なのです。

特にワーキングホリデーでは、好きの一つで気軽に行動してしまうと大きな落とし穴に。外国人女性に近づく悪〜いイケメン、本当〜に多いからね。

今回は、『すずめの戸締り』×ワーキングホリデーで記事を書いてみた。またね。

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