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ワーキングホリデーは人生の節目になる【最適な年齢を決める知識】

Image by Samuel Clara via Unsplash

ワーキングホリデーを人生の節目と考えることで、見えてくるものがある。ワーキングホリデーと人生の本質を理解し、自分にとってワーホリに最適な年齢を選択してほしい。あと目標設定にも。

もちろん一生使える、人生の知識にもなるよ。

この記事では、心理学・哲学・社会学などを中心に話すね。

そもそも節目って何?と言う人は、先に人生マイルストーンの意味を読んでね。基礎知識ないと、ちょっと難しい内容だから。

ワーキングホリデーは人生の節目になる【最適な年齢を決める知識】

ワーキングホリデーは人生の節目になる。英語では「Milestone」 。

理由は、人生の節目に欠かせない要素がすべて揃っているから。

  • 達成率が高いもの
  • リスクとチャレンジがあるもの
  • 自分自身が成長できるもの
  • 外側からの期待があるもの
  • リワード・ご褒美があるもの
  • 次のステップ(節目)に繋がるもの
  • 1年や数年単位の期限があるもの

これをワーホリの状況に置き換えて考えることで、ワーホリの適年齢はいくつなのか、意思決定のヒントになる。

1.ワーキングホリデーは、ほぼ誰でも達成できる

ワーキングホリデーが人生の節目になる理由は、達成率が高いから。

現代の若者に節目が欠落している理由は、典型的な節目の達成率の低さにある。

例えば団塊の世代は、進学・就職・結婚・子供などの節目を、本人のがんばり次第で達成できる環境にあった。普通に頑張れば、普通に達成できた。90年代以降の日本社会は、本人の頑張りが結果に比例しない社会になった。

この問題の根っこは、多くの欧米諸国が取り入れている資本主義システムにある。日本だけ起こってることじゃないのさ〜。

地盤の強さ+親のサポート+超人的な体力+自分の努力+運。

最近は、これら全てが揃い節目を達成できる可能性もある…程度の確率になったのさ。死ぬほどがんばっても節目を達成できる保障はない。社会に命を絶たれる人たちも増えている。

団塊の世代 → 誰でもがんばれば達成できる率が非常に高かった。
90年代以降 → 誰でもがんばれば達成できる率は低下する一方。

節目にはこの達成できる率が重要だよ。

※今の資本主義システムを継続し続けると、ワーホリ制度も富裕層の特権へと移行する。これは目に見えているので、行きたい人はチャンスがあるうちにね。

ここで「ほぼ」とした理由は、貧困層や病気・身体に障害のある方は、ワーホリが難しい可能性があるから。ワーホリ制度は、マジョリティの特権なのだと認識してね。ノマドちゃんは、低所得層だったので、なんとかワーホリできました。

節目にギャンブルは大敵

達成率が低いものは節目にならない。段階を踏めないものは次へ繋がらない。

達成率が低い=身体を崩壊させる率が高い=ギャンブル。

ギャンブルとは、取り返しがつかないリスクのこと。

お金や労力が掛かりすぎる節目は、達成できる率が低い。達成できずにお金を失うだけなら良い方で、自尊心・健康な身体・時間を失うの方がもっと怖いのだよ。

2.ワーキングホリデーは、リスクとチャレンジが伴う

リスクとチャレンジは別々に説明するね。

節目とリスクの意味

節目とは、人生の中継地点でありビックイベント。節目には健康的なレベルのリスクが伴う。ギャンブルとリスクは同じ意味ではない。

人生、全てを選択することはできない。一つ選択すると必ず何かを失う。節目では、この失う部分をリスクと考える。

例えば:

  • 高校入学を選択すると、その年齢での世界一周制覇はできない。
  • 企業就職を選択すると、ヨーロッパでバイオリンの修行はできない。
  • 結婚と子供を選択すると、ひとり身の柔軟さを失うことになる。

ワーキングホリデーを選択すると、日本での1年を失う。逆に日本から出ないことを選択すると、海外での成長を失う。

選択とは何かを失うことであり、選択しないという選択にも失うものがある。

選択=失うこと。節目には失うリスクがある。

そのリスクを理解し自分で選択することで強い節目が育つ。

節目とチャレンジの意味

節目を迎えると、自分の進歩と成長を確認できる。チャレンジなしでの成長はない。

ワーホリ経験のチャレンジは:

  • 外国人マイノリティとしてアウェイな土地で生活する
  • 親や友人を離れ、コネクションゼロの土地で生きる
  • ハンデがある状態でハンデのない人たちと競合し収入を得る
  • 日本人コミュニティーやシェアハウスでの助け合い
  • 差別・偏見・搾取・セクハラなどの理不尽にうまく対応する
  • 言語力・情報難・経験不足を柔軟にカバーし問題を解決する

これはあくまでも一例ね。個人によりチャレンジの種類は異なる。

ワーホリ中に「なーんだ日本の生活より楽勝じゃんっ」と思った場合は、容量マックスのフォトメモリーくらいしか、チャレンジするものないんじゃない?

慣習に従い惰性で働き続け、そこにチャレンジが伴わなければ、クレジットの信用度はアップするかも。ただ強い節目は育たないだろう。

3.ワーキングホリデーは次のステップへ繋がる

人生の節目の本質は、次のステップに向け一歩ずつ着実に前進すること。

  • 小学校を卒業すると中学に行ける。
  • 中学を卒業すると高校に行ける。
  • 高校を卒業すると進学できる。
  • 進学すると就職できる。
  • 就職すると結婚して所帯を持てる。

次の節目に向けての段階的な成長がポイントとなる。

大学中退からのビリオネアみたいな話は、人生設計ではないよ。専門用語で何て言うんだっけ~…あ〜ギャンブルね。”成功者”が成功した要因は、個人の能力+外的要因+運+運+運+運+運運運運運運…。

これもスタディで実証されてるから、気になる人は深堀してね~。
本:Outliers: The Story of Success この本は理解しやすくてためになった。
本:The Art of Thinking Clearly の中の Illusion of Skill bias →これはバイアスが学べる本。
Wikipedia : Illusion of control 。ウィキが好きな人はこれ。

ワーホリ経験は、失敗するから意味がある

ワーホリ経験が次のステップへ繋がる理由は、失敗を経験できるから。

学生の失敗は許されるとか言うが、失敗は一生続けるもの。失敗しない状態の方がマズイと思うのね。失敗しない=チャレンジがない状態。節目はそこで途絶えてしまう。

ワーホリにはチャレンジが伴う。つまり失敗する。「あーなんか失敗した〜」それでOK。次またちょっと難しいことやってみて。その前の失敗とかへでもないから。

小学校を卒業した時に、いや〜自分失敗した〜とかクヨクヨしないよね。でも次はちょい難しい中学に行くから必然的に成長するのさ。節目ってそんなもん。考え過ぎはダメダメ。

次の節目を選択するポイントは、以前よりちょっと難しいこと。簡単すぎず難しすぎずの法則ね。

4.ワーキングホリデーは、1年単位の期限がある

人生の節目は、短期的な目標やToリストではない。

節目が個人的な目標と違う点は、外的な期待の存在にある。つまり、周囲や社会をある程度は巻き込む。言い換えると、健康的なレベルのプレッシャーがあること。

ワーホリは、1年後に卒業日が決められている。ダラダラすることなく節目を迎えられる。厳密には、ワーホリの成長期間は1年ではないけどね。渡航前からチャレンジが伴う。

1年も日本を離れると、親や周囲の協力など、ある程度はプレッシャーがかかる。節目の本質は、失敗し成長すること。そこに大成功を期待する・過度なプレッシャーをかけることは、この本質からズレている。

元来の節目は、社会の模範となる期限があり、ダラダラを避けれる。なので進学や就職は、節目に向いているのさ。会社の人事考課や結婚祝いも1年単位でしょ。

将来は、元来の節目ではなく、自分流の節目を設定できる人になってほしいのね。ただし、自分で期限を設定するのは簡単ではない。人生の上級者向けなので、若者にはちょっと難しいのさ。

ワーホリは年齢制限を満たすことで、好きなタイミングで実行できるけど、1年という期限は明確にある。

5.ワーキングホリデーには、ご褒美がある

節目を迎えた際は、達成感・喜び・祝いがある。達成率の低い節目設定は、その本質からズレている。ギリギリ達成しても、リワードがない場合は達成したとは言えない。

例:昇進したが給料は上がらない。結婚・家・子供を持ったが目は死んでいる。
→ Illusion of Milestone 。これ勝手に名付けた。(笑)

つまり節目のご褒美は、節目によって異なる達成の意味を理解することが重要なのね。

ワーキングホリデーで、若者が達成すべきことは成功ではなく成長、そして将来に繋がる何か。以下は一例だよ。

ワーホリで得られるご褒美:

  • 一生の友人(コネクション)
  • 海外でしか得られない知識
  • 謙虚な自分

学生時代の最大のご褒美は友人。つまり人脈ね。

ワーホリでは、自分の年齢に関係なく友人ができる。特に日本人の友達が大切。マイノリティとして生活する海外では、同郷コミュニティの絆が強い。就職が厳しい時代になるほど、コネクションの重要性は上がるよ。

どれだけネットが発達しても、その土地でなければ得られない知識がある。知識は、自分の意識次第で一生使えるもの。

ワーホリ海外では、自分の真の能力を認識できる。恵まれた環境で育った人は、なんでも自分でやっているかのような感覚になる → Survivorship Bias 。日本では家族や友人または社会システムが、知らないうちに自分の失態をカバーしてくれる。自分の能力を正しく理解することは難しい。

有名なビリオネアやCEOの多くは、自分は神かのように振る舞う。傲慢になる。ワーホリでは、個人の力はごく限られているという社会の本質を学ぶことができる。

ワーホリのご褒美は、次の節目を強化するための重要な栄養素。

ブッタは旅に出る前、宮殿に住んでたって知ってるー?

ワーキングホリデーは、節目のすべてが揃っている!

ワーホリと節目の本質を理解し、それを自分の人生に活かすかどうかは君次第。本質を理解することで、自分で意思決定する力が身につく。

節目の要素さえ満たしていれば、別にワーホリでなくてもいいんだよ。

ワーホリを人生の節目にしたい人は、どの節目の次にワーホリをもってくるのかと考えてみて。高卒の後?進学の後?それとも昇進や結婚の後?

次回は、ワーホリ人生の節目について、ノマドちゃんの例をみてみる。じゃね~。

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