カナダの最低時給が低すぎる件【ワーホリが理解すべき世界の現実】

こんにちは。 のまどちゃんです。

最低時給があがらないままの物価高騰はカナダも同じです。

「チップがもらえるし、シェアハウスが楽しいしカナダは最高!」と喜んでる場合ではないです。

今回は、ワーホリが勘違いしてはいけない、現実についてです。文字多めですが、大切な内容なので書きました。

カナダの最低時給が低すぎる件【ワーホリが知るべき世界の現実】

少し時給が高い、チップが貰えるなどの理由で喜んでる時代ではないです。

理由は以下です。

カナダのオンタリオ州の最低時給は$14ほど。日本円で1000円ちょっとですかね。

これはトロントの物価に比べて低すぎる設定です。

本来カナダの最低賃金は、$22(約1700円)ほど必要と言われてますね。

Across all of Canada, the average wage needed to afford a two-bedroom apartment is $22.40/h, or $20.20/h for an average one bedroom. 

https://www.policyalternatives.ca/unaccommodating

「英語ができないし、学歴もないし時給が安いのはしょうがない。」

と思ってる人は、この時代に自分が置かれている状況がまったく理解できてないかもです。

カナダでシェアハウスが便利な理由には裏があります

日本に比べシェアハウスが便利なカナダ。

その裏には、ネイティブであっても賃金が低く、自身でアパートを借りることができないという現実があるからです。

In October 2018, average monthly rents in Toronto were $1,089 for a bachelor unit, $1,270 for a 1-bedroom, $1,494 for a 2-bedroom, and $1,674 for a 3+ bedroom. Toronto’s average “asking rents” are significantly higher, however.

https://dailyhive.com/toronto/social-planning-toronto-decade-report

◆bachelor unit ワンルームのこと。
◆Bedroom 部屋の数のこと。1-bedroomなら1Kや1DK。

一般的な不動産相場は、寝室1つ、要するに1Kのアパートで軽く$1,000超えまして、これは古いデータ。毎年の家賃相場はもっと上昇してます。

私がシェアしているのも、高学歴やスキルがあるネイティブ達です。そんな有能な彼らでも、自身でアパートを借りるほど余裕はないのです。今年の3月にまた家賃が値上がりしました。

例えば、ダウンタウンでアパートを借りられる人達は、金融やIT・医者・弁護士など、年収が高い仕事をしているごく一部のネイティブやお金持ちでしょう。

以前住んでいたドイツも同じ状況、ここ10年で家賃が跳ね上がってまして、ドイツ人の友達も、部屋探しに困り果てていました。

若者が家や車を持ったり、子供を持つことが難しいのはカナダでも同じ。

「日本と違ってシェアハウスがあるから、ワーホリでもカナダに住めて最高!」

と思うかもですが、外国人の安い労働力を維持するために、シェアハウスはお金持ちにとってなくてはならないシステムなんだ!という理解が正しいと思ってください。

家賃は跳ね上がりに対しカナダの最低時給は微々たる変化

最低賃金でも優秀な人材が喜んで働いてしまう。家賃が上がり続けても住む場所は必要。この連鎖が続いてます。

「移民が多いのが問題では?」と思うかもですが、優秀なネイティブでも低賃金で働いているケースも多々あり、移民どうこうの問題ではなくなってます。

https://tradingeconomics.com/canada/minimum-wages

最低賃金は過去10年で5ドルも上がってないですね、、、。エグいです。

カナダで飲食店やショップの店員などをリテイルジョブと言います。最低時給の誰でもできる仕事のはず、でも求められる能力が高すぎる現実。

カナダのリテイルジョブで求められるものが高すぎる現実

  • 経験やスキルがある
  • トレーニング無しでもすぐに仕事ができる
  • 優秀でも安い賃金でましめに働く

例えば、超優秀だけど高い時給を払う必要がある人材よりも、経験があり優秀だが安い賃金でめちゃがんばってくれる人材の方が確実に重宝されます。

リテイルジョブが優秀な人を安く雇うための戦略とは?

レジュメだけで決めず、試用期間でまじめ度をチェックする。

応募者の中から、経験があり能力が高く、最低時給でも嫌な顔せず、テキパキまじめに働いてくれる度を見極めるわけです。

カナダの最低時給はおかしいと理解しつつワーホリの本質を考える

たとえカナダのリテイルジョブで雇われても、仕事ができるから、ラッキーだからと勘違いしない方が良いです。

何度も言いますが、安い賃金でもまじめに働く使いやすい人だから雇うわけで、能力が高いからではないです。時給$25以上貰ってます!とかなら話は別ですが、、、。

私が大手カフェチェーンのセカンドカップで採用された理由は以下です。

  • カフェ経験がありエスプレッソマシーンを扱えるから
  • 1日だけあった試用期間をパスしたから
  • 出勤時間が家から徒歩5分だったから
  • 以前も日本人が働いていたから

これらの要因です。日本人は低賃金でも真面目に働くから使いやすい!が本音でしょう。

“Do you have experience right?  You can make coffee without me teaching you.”

と言うマネージャーはカフェの入れ方をしっかり指導してくれることなどありません。やり方を軽く見せ、後は自分でやってくれという感じでした。

いくら経験があっても、エスプレッソマシーンもグラインダーも店によって違いまして、独自のカフェメニューなどもあるので、経験者でも店のマニュアルに添ってきちんと指導する必要があります。

「じゃあオフィス仕事の方が良さそうだ」と思うかもですが、職種は関係なく、高いスキルや多くの仕事量を求められるにも関わらず、賃金は安すぎるという矛盾がおかしいのです

低賃金・経験重視の採用は、店側のトレーニングコストを抑えるためのもの

経営者は、トレーニングなんてコストのかかることいちいちやっちゃいられない!という感じです。

このカフェではバリスタ歴8年のネイティブでも時給$15でした、、、。

今の世の中は崩壊しています。

有能な労働者を安く雇えなくなると困るのは誰?

もちろん大手コーポレーションや世界の大金持ちですね。

大手カフェのオーナーも所詮はフランチャイズの一部。彼らもたいした稼ぎはなく、搾取される側の人間です。

搾取する側は、大企業や高い賃金で土地や物件を貸す資産家、融資をする銀行などです。

そんな状況ならカナダワーホリはしないほうが良いのか?

答えはNoです。こんな状況でもワーホリをすることには価値があると、個人的には思ってます。

ワーホリの本来の価値は、貴重な経験が積めること

お金をたくさん稼いで貯金することでも、ただ英語を学ぶことでもないです。

それが目的であれば、日本にいた方がよほど効率的でしょう。

たった1年しかないカナダワーホリを価値のあるものにするためには?

①搾取され続けることに疑問を持つ

ジャパレスで馬車馬のように働かされ、現地のカフェやレストランで安い労働力として採用される状況に疑問を持つこと。

②馬車馬労働は控え、本当に必要なことに時間を使う

低賃金で疲れ切って、英語に向き合う時間や将来についてじっくり考える時間がないという人は、今の状況が何か間違っているかもです。

英語を勉強する本当の意味は→目の前のチップが高い仕事をゲットするためではなく、英語というツールを使い自分の将来を豊かにするためです。

わざわざ海外にいる本当の理由は→リテイルジョブでこき使われるためではなく、貴重な経験を積み、世界の現状を学び、正しい知識を身につけるためです。

  • 人がたくさん稼いでいるから
  • 店長にもっとシフトに入ってほしいと言われたから
  • 安い時給でもみんながんばって働いているから

リテイルジョブで意味もなく働く=お金よりも貴重な自分の時間を失う

ただ目の前のお金ほしさに働く時間を増やすことで、将来のために使える貴重な時間を失ってる人が多すぎる感じがします。

たった1年しかないワーホリ。目の前のお金や環境に囚われず、10年後の自分のためになる行動とは何か?常に自分にそう問いかけ続ける必要があります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

のまどちゃんでは、自身が海外で学んだ知識や、ワーホリを価値のあるものにするための情報を発信してます。是非参考にしてください。

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