【カナダワーホリ】仕事の競争率が劇的に高い理由とその対策

こんにちは。 のまどちゃんです。

カナダの仕事探しは競争が超絶激しいです。

今回は、カナダで日本人が人気の仕事をゲットするための対策です。

【カナダワーホリ】仕事の競争率が劇的に高い理由とその対策

カナダは低賃金の仕事にも関わらず、競争が激しすぎると感じます。

理由は以下です。

どの人種でも合法な賃金が保証されてるからです。

カナダ人もドイツ人も日本人も、みんな同じ最低賃金がもらえます。

「やったーちゃんと法的な賃金がもらえる!」

と思うかもですが、逆にいうと英語ができる他国の人と同じ土俵で戦うわけで、英語力が低いアジア人には圧倒的に不利と言えます。

オーストラリアでは人種格差が当たり前でもカナダは違う

豪は最低時給以下という違法賃金がまかり通る国です。人種によって明確に賃金やポジションの格差がありまして、西洋人と同じスタートラインに立つことすら難しい感じです。

ですがカナダではまったく状況が異なりまして、以下具体例です。

カナダトロントのローカルカフェで学んだ現実

2018年、ワーホリビザでトロントへ。とりあえずダウンタウンのローカルカフェに応募しました。

面接にこぎつけ、飲食経験が長い自分は、まずprobation(試用期間)で働くことになりました。使い物になるかまず様子を見よう!ということです。

面接をしたボスは50代くらいの白人女性で、丁寧に言葉を選びながら話をする人でした。さっそく次の日のランチタイムに来てほしいとを言われました。

1日目 ランチ勤務

サンドイッチカウンターのポジションで、お客さんから注文を間違いなく聞き取り、目の前でサンドイッチをつくります。

野菜やソースなど細かくオプションがあり、カウンター越しに客からの注文をミスなく覚え、さらに忙しいランチでは手際よく作業する能力が求められました。

2日目 ランチ勤務

この日はランチメニューの内容もほぼ覚え、忙しいランチ時間に他のスタッフと同じように対応していく必要がありました。なんせすぐに使える人材がほしいのです。

2日目を終え、次の日は朝食に来てと言われたんですが、、、。

正直困りました。カナダに来たばかりでまだ部家がまだみつかっておらず、郊外にある知人の家に住んでいたからです。ダウンタウンの店まで軽く1時間半ほどかかる場所でした。

もちろん返事は ”Yes. No problem” です。

3日目 朝食勤務

始発に乗るため朝5時過ぎに家を出ました。早朝は電車の数が少なく、なぜだかバスに乗る必要もあり大幅に時間がかかりました。結果、約束の時間に10分ほど遅刻しました。

“Hey, are you ok? Why are you late?”

気さくに話しかけてくるのは10代の黒人ネイティブの女の子です。試用期間に遅刻してくるなんてこいつ大丈夫か?といった感じです。

“Yeah, I know. I live far away, I have no choice right now. I’ll find a room in downtown.”

その日は、マネージャから朝食は作業を一人で行うから今日教えたことをすぐに覚えてほしいと言われました。

仕事終り、ボスに遅刻の理由を伝えました。

“I’m sorry for coming late today.  I live far uptown right now. But I’m looking for a room downtown and have appointment to see some today.”

“Ok, I see. Could you come tomorrow at the same time?”

彼女は理由を聞き、淡々と次の日の時間を尋ねました。

4日目 朝食勤務

この日も遅刻ギリギリの出勤になりました。鉄道会社が一社しかないトロントは、東京とは勝手が違います。

この日は、マネージャーから朝食の内容がしっかり覚えられてないと指摘されました。

物の位置や準備の段取りなど細かい朝食の開店作業を、二日目にはできてないといけないというなかなかレベルの高い要求でした。

5日目 ランチ勤務

その日はワーホリのドイツ人女性と、先ほどのネイティブ黒人の女の子と3人で勤務でした。テキパキ動く黒人の子をよそに、そのドイツ人はまだ内容をすべて覚えていないという感じでした。

”How long have you worked here?” この人も新人かなと思い尋ねます。

”Hmm, four months??  But i still don’t remember some stuff, haha.” 

仕事の後、そのドイツ人とランチを食べました。流れで時給の話に。彼女はこんな低い時給じゃやってられないという様子でした。

”I’m getting paid $15/hr.” 彼女は不満げに言います。最低は$14$/hrです。

”What? How did you get that? ” 私は聞きます。

”I just asked. ” 別になんてことないよという顔で言います。

6日目 ランチ営業

この日はキッチンで食材の仕込みや軽い洗い物、ゴミ捨てなどの作業をしました。こちらは特に難しくない作業でした。

時間が来てボスに呼び出されました。

”Thank you for joining us. You are done.”  少し言いにくそうに首を宣告。

“Ok. Why? Can i ask the reason? “ 堂々と理由を聞きます。

“I need someone work as possible as soon brabrabra.” 無難な回答でした。

最低賃金でもっと頑張って働いてくれる代わりならいくらでもいるという感じでしょう。

私がこのカフェで働いている間に何人probationに来たと思いますか?

日本人ワーホリ、黒人女性、ラテン系男性、白人女性と私が知る限りでも4人は来てたのでそれ以上の可能性が高いですね。

ちなみに日本人ワーホリの女性は2日で首になってました。ここまでprobationの人数が多いのは、正直なところ違和感があります。

「変わりはいくらでもいるからいつでも首にするよ」と言われているようなものですね。

試用期間でも給料は出るの?

カナダでは試用期間でも働いたぶんの給料がでます。probation期間の賃金が払われない場合、その職場はおかしいと思った方が良いでしょう。

なぜカナダではバイトでも使用期間があったり簡単に首になったりするのか?

安い最低時給でも働きたいワーホリや学生、ネイティブまでもが、次から次に応募してくるからです。

面接に通っても使い物にならないとサクッとに首になります。その後に働いていた寿司店で、次から次に首になっていく人達を目の当たりにしました。

仕事の競争率が半端ないカナダ!日本人ワーホリが仕事をゲットする方法とは?

正直、英語力がどうこう言う話ではないですかね。ネイティブですら、カフェやレストランなどの最低時給の仕事に応募してくるからです。

こんなカナダで日本人ができる対策とは?

  1. 家から職場が近い
  2. マネージャーに気に入られる
  3. やる気をみせる

それ当たり前ではと思うかもですが、自分は下記二つがが苦手です。

①家から近い

特にカフェなどは2人~3人などギリギリの人数で店を回します。雪などで電車やバスが遅延しやすい人よりも、確実に来れる人は信頼度が高いです。

②マネージャーに気にいられる

マネージャーは店長のことです。ボス以上に店の責任者であるマネージャーに気に入られるのことが大切です。

適当に仕事するドイツ人が1ドル高い時給を貰っていても、そんなことは関係なし。マネージャーに一日で内容を覚えろという無茶ぶりを言われたとしてもそれに従うまでです。

なぜそのドイツ人は1ドル時給が高い?

時給は何も言わなければ上がらない。それがわかってるのがドイツ人です。日本人のようにただ雇う側の言いなりにはなりません。※ドイツに1年住んでました。

ローカルのカフェやレストランでは、見た目やフレンドリーさも超重要です。ブロンド・美人・白人の3拍子、おしゃれなローカルカフェにとっては雇う価値があると思います。

➂やる気をみせる

接客からキッチン作業まで、すべてトレーニング期間なしで経験者にやらせ、最低時給以上のパフォーマンスを期待する経営者。

ここで採用される=がんばる奴隷化する

カナダでも、このビジョンが見えてしまいました。

ここで言う「やる気をみせる」とは、安い時給でも嫌な顔せずに、まじめに一生懸命お店のために尽くします!という姿勢のことです。

美人でもなく英語力の低い日本人は、この姿勢を貫くのがポイントかもですね。すぐに辞めないか、店側の言うことを素直に受け入れそうかなど、manipulateしやすい人材かもチェックしてると思います。

仕事ができるかどうかだけでなく、経営者やマネージャーが何を求めてるのかを見抜くことも大切です。

カナダは競争が激しいけどその分チャンスもある

オーストラリアとは違い、カナダでは英語ができなくてもアジア人でも、他の人種と同じ土俵で勝負できます。

たとえ低賃金でも、いろいろな国籍の人と働くことは貴重すぎる社会経験になります。

それをチャンスと見て競争の高いローカルに挑むのか、競争の少ないジャパレスで働くのか、それはみなさんの考え方次第かなと思います。是非参考にしてください。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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