英語レジュメ(履歴書)作成5つの最低知識、情報力と問題解決力が重要です
ワーホリや留学、海外企業とフリーランス契約など、英語の履歴書「レジュメ」を作成しようと思っているが、どこから手を…だよね。
そこで闇雲に見本やテンプレートを探す前に、レジュメの本質をササっと理解してほしい。
レジュメに関する情報は、的外れや時代遅れのものも。レジュメ作りで最も重要なのは情報力かもしれないね。余計な情報に惑わされないブレない心を育てることで、レジュメ作成のストレスを防ぐことができるよ。知識とは、雑念を減らすためのもの。
この記事は、具体的なレジュメの書き方ではありません。レジュメの心得です。動画2本ありまーす。
英語レジュメ(履歴書)作成5つの最低知識
とりあえず、[Resume tips] で英語検索してみて。三十億くらい検索結果がでると思うよ。
うん、「レジュメの書き方」とは、明確な答えが見つからない問題の代表格といってもいい。だってこれをやったら絶対に仕事がみつかりますよ〜なんて保障どこにもないから。マジで。グーグルなんてたった1年で100万のレジュメが殺到するんだよ…。
明確な答えがないことに取り組む。つまり問題解決能力が重要だね。
じゃあレジュメは全コピペでっ。『ゲーム・オブ・スローンズ』の続きを、って現実逃避するんじゃなぁーい!
はい、深呼吸、ふはぁ〜。大丈夫。このレジュメ心得を読めば、楽に時短で効果的なレジュメを作成するための脳が育つからね。
レジュメの目的をサクッと!
説明しよう。
フランス語の語源である「résumé」とは、英語で「to summarize」。日本語で「まとめる、要約する」という意味だね。英語の ”resume” (意味:再開する)と混乱しないようにね。
The word “résumé” comes from the French word résumer meaning ‘to summarize’.
Résumé – Wikipedia
経歴を簡潔にまとめる。それがレジュメの目的です。ってことで5つの基礎知識いくよ〜。
1.レジュメの原則は信用です
社会人として必要なのは、完璧な人間になることではなく信用できる人間になること。
ビジネスに必要なのは、完璧なサービスを提供することではなく信用を構築すること。
結婚生活に必要なのは、完璧なロールモデルを演じることではなくウソをつかないこと。
社会生活は信用が第一。雇用主は、信用できる人物に仕事をまかせたい。そして働く側は、信用できる雇用主の元で働きたい。どれだけ憧れの職業でも、給料の支払い日が不透明な職場なんて、無理、ムリムリムリーだよね?
レジュメに必要な3つの信用
- Competent → 有能、つまり自信はあるか
- Intent → 意図、つまり目的意識はあるか
- Integrity → 誠実性、つまりモラルはあるか
この人にポジションをまかせても大丈夫か、他の従業員とうまくやれるのか、相手の時間や状況を尊重できる人なのか。信用には様々な形がある。
レジュメでいう信用、例えば、
- スペルミスは、詰めの甘さが滲み出る。
- 曖昧なライティング表現は自信のなさに繋がる。
- 読みにくい文章や過剰な情報は読み手への配慮がない。
これ自分で書いてドキッとした(焦)。
レジュメを作成する前に、まずは「信用」の二文字を墨で半紙に刻みこむこと!
3つの信用、Competent・Intent・Integrity について学びたい人はこの動画で。社会や西洋文化の知識が少ないと理解が難しい内容です。ただめちゃくちゃ使える知識です。
2. レジュメはインタビューとワンセットです
If your life is a movie, the resume is a trailer.
How to Make a Resume Stand Out: Crash Course Business – Soft Skills #5 (YouTube)
人生が映画本編なら、レジュメは予告編。
レジュメは面接へのきっかけです。つまりレジュメを見た人が、この先が気になる、話を聞いてみた〜い、そう思うような内容にするのが原則。
映画の予告編を見て、大体内容わかったからもう映画見なくていいわって思ったことない?
つまり情報の詰め込み過ぎはNG。学歴や経歴の興味がそそられる部分だけをほんの数行で表現する、それがレジュメだよ。レジュメで全ストーリーを完結させてはいけない。
レジュメは宣伝広告であり、その商品について詳しく説明するのが面接だね。レジュメに書ききれない詳細は面接で説明しよう、そう考えながら書くことで、何を書き何を削るべきなのかが見えます。
3.レジュメ=関連性です
Relevant
[résumé] で英語検索すると、この言葉が嫌ってほど登場する。
レジュメとは、その仕事のポジションに関係のあることのみを記載する場所。それが学歴だろうが、資格だろうが、職歴だろうが、スキルだろうが、趣味だろうが、個人情報だろうがね。
華麗な職歴をレジュメに陳列する人がいるが、それは間違い。ポジションに関係のない内容は読み手の時間を奪う。あと、取った資格を陳列する”資格マニア”もいるよね〜…。スイスアーミーナイフのようなレジュメは本質からズレている。「自分、人生ブレてます。」と言ってるのと同じだな。
つまり仕事のポジションに関係性さえあれば、たとえそのスキルでお金を稼いでいなくても、レジュメに記載することができる。というか記載すべきなのさ。たしか日本の履歴書にも趣味を書く欄があるよね。
ちなみに企業は、Applicant tracking system でキーワードチェックするようなので、最適化しないのはヤバいってばよ。
4.レジュメのフォーマットはセクションで決まる
レジュメのフォーマットは自由です。自由だけどルールがある。どっちやねん!
採用担当者がレジュメに目を通す平均時間は、6~7秒といわれている。もちろん業界やビジネスの規模によるので、こういうデータは話半分でね。現代人は、Attention span が短いとかなんとか…。
ただ実際のところ、ウェブサイトの閲覧者がそのコンテンツを読むかどうかは、ホームページのトップの印象により秒単位で決まる。このサイトなんかヤダっ、て思ったら直感的に閉じるよね?
レジュメのフォーマットもHPだと考えると簡単だよ。HPは、サイトタイトルとカテゴリー(セクション)が一目でわかるように構成するのが望ましい…。ノマドちゃんブログは今だ工事中なので、そこツッコまないで、お願いッ。
レジュメのタイトルは、自分の名前と連絡先。そこは考える必要はない。フォーマットで脳ミソを使う必要があるのは、いくつのセクションを用意しそれをどこに配置するのか、それだけ。
レジュメのセクションは5つ、多くても6つまで。
- NAME AND CONTACT (名前と連絡先) 必須
- SUMMARY (セクション)
- WORK EXPERIENCE (セクション) 必須
- EDUCATION (セクション) 必須
- SKILLS (セクション)
基本のセクションはこの4つ。プラスしたいセクションがあれば、あと1つか2つまで。セクションだらけのごちゃごちゃHPは残念。楽天やスーパーの広告は、あえてそうしてるんだよね~たしか。
レジュメのフォーマットは、 Minimalism が原則です。
この動画はレジメ専門科の目線。サクッとリラックスして見てほしい。へぇ〜エキスパートってすげ〜、くらいのノリでOKだよ。
5.レジュメはお見合いプロフィールではありません
性別?生年月日?部屋番号?顔写真?特技???
問題。女性しかできない仕事と男性しかできない仕事、30秒以内にそれぞれ5つ答えよ。
名前と生年月日と顔写真…ってそれ偽装ID作りの3大要素!えっジャニーズ事務所に応募すんの?マジで?
さて住んでる家の屋根の色はと…。カチカチッ。へ〜間取りこんな感じなんだ〜。えっ窓透けてみえる?どれどれ?
「趣味は映画観賞です。」って、これお見合いでも避けたい話題トップ10入りだね~。
レジュメは、お見合いプロフィールでもストーカー情報でもありません。
ワーホリで程度の低い飲食店とかで働くとさ、レジの横とかにレジュメがガサツな感じで置いてあったりして…。「なんかその辺にメモ書きなぁい〜?」「あっ、ここに裏が白紙の紙切れあるよ〜。」みたいなね。(笑)
個人情報は、自分で守ってください。
学んだ基礎知識を軸にレジュメ見本を探そう
ここで基礎を学んだみなさんは、人のレジュメをジャッジできる知識が身につきました。(笑)
ネット上に無限に点在する生命力のないレジュメと、生命がみなぎるレジュメを識別するために、ぜひこの知識を使ってください。
レジュメの原則は、信用、インタビューとワンセット、関連性、セクションとミニマリズム、そして自分の身は自分で守るだね。
仕事に関する常識は、モラル・経済・テクノロジーなどで変化するね。それに応じてレジュメの書き方も進化する。もちろん日本と海外文化の違いも大きい。ということは、レジュメ作りを通して時代の変化や文化まで学べてしまう。これって、貴重な海外経験だよね?
ってことで、記事はここまでです。