英語圏に語学留学すると、どういう学習環境になるのか【理論的に解説】
こんにちは。のまどちゃんです。
今回は、海外在住3ヶ国目で、3大陸目の経験から、英語が習得できる環境について徹底分析しました。
自分自身、英語にかなり真剣に向き合ってきまして、現在はカナダで英語翻訳しつつ、ブログを書いたりしてます。
これから英語留学しようかな、さらに英語を真剣に学びたい人は、時間を作って読んでください。5分もあれば読み終わります。
英語圏に語学留学すると、どういう学習環境になるのか【理論的に解説】
簡単に言うと、 基本的な学校教育システムとまったく同じです。
ここ意外と理解してない人多いと思うので、わかりやすく説明します。
ます英語学習にかかわらず、学校に行くと、以下の課程が大切になります。
『予習・授業・復習』そして『テスト』
そもそも学校とは、予習→授業→復習(宿題) →テスト(テスト勉強)と
同じ内容を3回から4回繰り返しながら学習していくシステムになってます。これは語学学校でもまったく同じです。
上記のことから、語学学校で言語を学ぶということは、学校の授業以外でも机に向かって勉強する時間が必要ということがわかります。
机に向かう時間というのは、『 予習と復習(宿題)とテスト勉強 』です。
学校で勉強するということは、必ずセットで自宅での学習が必要でして、なぜなら、たった一回だけ学習したことは、まったく脳に定着しないからです。
学校に行く=①予習+②授業+➂復習+④テスト勉強=机に向かう時間
そうすると、本場の英語圏にいるにも関わらず、机に向かっている時間が長くなり、実際に英語を『使う』時間が限られてきます。
じゃあ予習とか復習とかなしでテスト勉強だけ直前にやればいいでしょ。
と思った方は、厳しい言い方をしますが、授業料を学校に投げ銭して終わりです。
高校の頃いつもテストの成績がいい友達がいまして、「頭いいねーどうやって勉強してんの?」と聞くと、「テスト前だけ猛勉強。だけどテスト終わったら、きれいさっぱり忘れるけどね。」だそうです。
理にかなってます。今思えばですが、テストの点数をとるには、中間や期末のテスト期間だけに全精力を注げばいいわけで、成績アップのためには効率的です。
脳科学からして、瞬発敵に詰め込んだ勉強というのは、忘れるのも瞬殺でして、勉強における記憶というのは繰り返し繰り返し学習するから脳に定着します。
これ当たり前のようで、意外と理解してない人が多いです。
英語学習に関しては、ほとんどが理論ではなく暗記でして、この『 詰め込み英語学習 』はわりとNGです。
なぜなら、英語は言語でして、しゃべれるようになるのが最終目標だからです。
自身が英語を話すとき、なんとなく分かる単語や言いまわしが、脳に浮かびますが、これではしゃべれないです。
言語をしゃべれるようになる=完全に記憶が脳に定着する必要がある
ここで、学校の話に戻りまして、学校で3,4回勉強した状態でもまだまだ脳には定着しないので、残念なお知らせですが、結果しゃべれるようにはなりません。
もちろん試験とかにはいい勉強方かと。なぜなら、テスト前に頭に詰め込めばいいからです。頭に無理やり詰め込む勉強方は、脳内に即席の『使い捨て記憶』を量産するようなイメージです。
英語圏の語学留学での学習環境で英語が伸びない理由
2つ理由がありまして、
- 慣れない環境で勉強しすぎて疲れる
- 生活が楽しすぎて集中して英語に向かい合うことができない
具体例をあげます。
オーストラリアで語学学校に通った一日のスケジュールはこちら。
朝起きて学校に行く。9時頃に授業が始まる。 ネイティブの先生が基本ゆっくりしゃべってくれたりはしますが、なんせ発音がネイティブなんで、全精力を注ぎこまないと、授業についていけないです。=エネルギー消耗
わからないところはどんどん質問をしました。自分で積極的に質問などして授業に参加しないと、英語をしゃべるチャンスがほぼありません。お昼1時ころに学校が終わり解散です。
問題は放課後の過ごし方です。
『 学校の友達と遊びに行く派 』と、『 図書館へ勉強に行へく派 』がいます。
学生の行動パータンなんて、だいたい同じでして、放課後にいきなりネイティブの友達をみつけて、会話しまくるとかほぼ不可能です実際のところ。
私はもちろん『 友達と遊びに行く派 』でした。
その間に、ハチャメチャの英語をめちゃくちゃしゃべり倒します。夕方ころ家に帰って、宿題タイムですが、この時点でかなり疲労してます。なぜなら、朝早くから一日英語漬けだからです。いちおう宿題はやってるけど集中力はかなり低めだったと思います。
そのころ『 図書館に行く派 』はというと、、、
お昼を済まし、数時間、集中して勉強してたみたいです。
夕方になると結構疲れてるので家に帰る。そこでルームメイトやホームステイの家族としゃべるチャンスがあればいいですが、意外とあまりないのが現実。
現代社会はネットがあるのでみなさん部屋にこもりがちだし、人はそれなりに忙しいので、片言の外人とつまらん会話なんかしてられません。
英語圏で学ぶと、授業が全部英語なので、日本で勉強するよりも数十倍エネルギーを消費します。ただ疲れるほど勉強したから、英語が脳に定着したかというと実はそうでもなく、聞き取れないものを無理やり聞き取ろうとするから疲れてるだけです。
例えば、何言ってるかわけわからん年寄りと会話するとめちゃくちゃ疲れますよね、感覚的にはそれと同じです。
こんな感じで、留学生あるあるとリアルな現実を集約しました。
留学はハッキリ言って、英語をあまり使ってません。慣れない英語環境で英語を勉強して脳が疲れるからです。
図書館とかで、机に向かって英語を勉強するのが好きなタイプの人は、さらに英語を使ってません。図書館で勉強するなら、日本でよくない?と思ってしまうわけです。
図書館派の人すみません。。。言語以外なら図書館での学習は最高です。
かといって、海外生活が楽しすぎて、学校の友達と遊びまくっていた私は、『きちんと英語に向き合う時間』を確保できませんでした。
私は2ヶ月だけ語学学校に通い、以降はワーホリで滞在してました。
結果的に学校を続けなくてよかった。なぜなら、学校に通い続けると、机と教科書に向かう時間が増える一方だからです。机とは会話できないよ。
かといって、学校に行かないで海外生活をしていら、飛躍的にが英語が伸びたかといえば、そんなこともなく、仕事していたし、友達もたくさんいたし、恋人探しやら、ファーム生活やら、やりたい事が多すぎて、落ち着いて英語に向き合うことができませんでした。
結果、『 机に向かって勉強する時間が多い 』『 毎日が楽しすぎて英語に集中できない 』どちらもも英語は伸びにくいということです。
では海外で、英語に真剣に取り組めば?
と思うかもですが、ぶっちゃけそれは日本でできます。
英語の最適な学習環境とは
毎日がつまらないし、英語でも勉強するか、みたいな環境です。
オーストラリアで英語はあまり学べませんでしたが、『 英語を学ぶにはどうすればいいのか 』を学ばされました。
英語学習に最適なのは、『 一人になれる時間が多くて、友達もたいしていなくて、つまらないなーという状況 』です。
オーストラリアから帰国後、住み慣れた日本での生活は、自身にとって最高の英語学習の環境でした。なぜなら『 仕事に行って、帰ってご飯食べて、テレビを見て寝ると 』いう、つまらなすぎる毎日でした。
あまりにもつまらん毎日だったので、真剣に英語に取り組むことに成功しました。数ヶ月かかって本当に必要な英語のスキルとは何なのかを模索し、最終的に『 発音の練習に集中すべきだ 』という結論にたどりつきました。
そして3ヶ月後、1年過ごしたオーストラリアではまったく聞き取れなかった英語が、突然スローモーションで聞こえるようになりました。すみません、お昼に流れるCMみたいですが、マジで起こったことです。
英語学習に必要なのは実はこのふたつ
- たいして刺激のないつまらない生活をする
- 最も効率的な学習法方を実践する
この二つがそろえば、英語が飛躍的に伸びます。
日本で3ヶ月の間、真剣に英語に取り組み、その後夢だったヨーロッパへ移住。
ドイツに着くとすぐに、英語での生活がはじまります。
すると日本で英語しゃべってなかったにもかかわらず、サラサラしゃべれるようになってまして、自分でもビビりました。なぜなら、適切な学習を集中して行ったからです。
なのでドイツ語まったくできないんですが、ネイティブの友達もたくさんできて、英語だけで1年ドイツを満喫することができました。※ドイツ人もめちゃくちゃ英語しゃべれます。
日本にいる間、英語での会話は一切してません。発音の練習をしつつ、映画とか見てました。ただかなり本気で『 英語の発音 』に向かい合ってました。
現在はドイツからカナダに移り、フリーランスとして英語翻訳の仕事を取れるような状態になってます。
集中して物事に取り組むのは何事においても大切です
英語学習だけでなく、何か物事に取り組む際は、最低3ヶ月は集中して一つのことに取り組むべきです。
- 3ヶ月の間、英語に本気で向かい合う
- 3ヶ月ジムに週5で通い筋トレに本気で向かい合う
- 3ヶ月フリーランスになるために本気で引きこもる
こんな感じで3ヶ月集中してやったことはすべて大きな成果に繋がりました。
今現在は毎日ブログ更新を行ってまして、2週間継続してます。成果がでるであろう3ヶ月を目標に取り組んでます。
なので、まずは3ヶ月をめどに、英語学習に取り組みましょう。
私が行った発音学習法は今後解説します。