Queerとオカマは全然違う意味だった【水原希子と学ぶ英語とゲイカルチャー】

こんにちは。 のまどちゃんです。

6月はプライド月間ということで、奥深いカナダやアメリカのゲイカルチャーを英語と共に学ぶ。

ワーホリや留学する人はホントに知る必要あり、さらに文化を深く学ぶことで大好きなアメリカドラマを2倍楽しめるようになるよ。

Queerとオカマは全然違う意味だった【水原希子と学ぶ英語とゲイカルチャー】

リアリティショー『Queer Eye』のエピソード「Crazy in Love」を参考に、言葉の意味を深く理解してみよう。

東京在住27歳のゲイ男性のストーリー。Kanさんは日本でもロンドンでも、偏見を受け差別され自信のプライドを取り戻すために奮闘する。

あまりの内容に私はこのエピソードを5回は見た、さらに号泣した、さらに落ち込んだ。

辞書だけでは理解できない『Queer』や『オカマ』とういう言葉

そもそもLGBTQのQて何なの?と思うよね。辞書で引いてもよくわからないので、ゲイのカナディアンに質問してみました!

辞書で「Queer」はホモやオカマのような差別的な意味あいがあるけど、最近の西洋では「どのカテゴリーに入るかよくわからない人の総称」としても使われているらしい。なるほど。

こないだ見た動画で「I am Queer」と自己紹介する女性がいて意味わからんと思った経験があるけど、どうやらそういうことらしい。日本は知らない人が多いだけで、西洋では普通に使われてる言葉みたい。

“When Kan was only five years old, he knew he was different from the other kids. His classmates called him okama.”
Kiko: Okama is really harsh word. Okama means she-male.

ショーの冒頭で、希子ちゃんがオカマという言葉の意味を説明してる。「she-male」女みたいな男という表現は、日本でも西洋でも侮辱的な言葉。この言葉、私が子供の頃は日常的に耳にしたけど、自分が使うのはすごく嫌悪感があったのを覚えている。

ところで「私はオカマよ」と自ら言う文化ってのがあるよね。差別的な言葉を皮肉ってあえて自分で使うパターン。実はこれを表す言葉が英語にはあった!

『reappropriation』を知ることで、プライドの意味をさらに理解できる

『reappropriation』【名】〔言葉などの意味を〕割り当て直すこと、言葉の再領有◆特に、差別的に使われてきた言葉や概念を、差別される側が肯定的な意味で捉え直して用いること

アルク辞書

のまどちゃんはこういう言葉に出逢ったとき、英語ってホントにおもろいと興奮してしまう。言葉はどんどん変化するから、辞書だけで理解するのには限界がある。

『reappropriation』の本当の本当の意味

例えば「わたしはオカマよ」と自ら言うのは、自分で差別用語をあえて堂々と言うことで、差別する側をひるませるというか「あなたに言わせはしない」という強いプライドを表現している。

特にアメリカ文化には「reappropriation」ワードが多い。理由は、差別や偏見と闘い続けている人たちがとてつもなく多いから。特に黒人差別に関する単語が多いかな。

英語で映画やドラマを見る時は「reappropriation」ワードなのか「discrimination」ワードなのかを見分ける能力をつけよう。例えば「faggot」という単語。ホモセクシャルの人に対する完全なる差別用語です。本人があえて使うということはまずないよ。

こういった、状況や使い方によって意味合いが変化しまくる言葉、辞書ではなくドラマで学ぶのが一番おすすめ。

ブラックコメディー『Orange Is the New Black』は本当に勉強になるよ。
「reappropriation」や「discrimination」ワードのオンパレードだからね。

もちろん『Queer Eye』もお忘れなく!

21世紀だよ、ゲイカルチャー知らないではなく知る気がないだけだよね

水原希子ちゃんはいつも学ぼうとしてて、新しい分野にも本気でチャレンジする。彼女はなんでもできるからすごいんじゃなくて、難しくてもやってみるからスゴイということ。

国際人になるのは古臭い日本を変えるためだよね?
英語を学ぶのは知らないことを学ぶためだよね?
新しい事を学ぶのは誰かを助けるためだよね?

引き続き『Queer Eye』の内容を紹介していくよ。

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