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ワーホリオーストラリア、マッシュルームファーム仕事内容と給料、1週間の稼ぎとは?

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子犬ってこんなにカワイイの知らなかったわ。

こんにちは。のまどちゃんです。

今回は、2016年の豪ワーホリ、家族ファーム給料や生活費について。

物価は毎年7%ほどあがるので、それを考慮し参考にしてね。

ワーホリオーストラリア、マッシュルームファームの給料と仕事内容、1週間の稼ぎとは?

ファームの概要は、この記事で。
ワーホリオーストラリア、ファーム暮らしから学ぶ現代社会の矛盾

ファミリー経営マッシュルームファームの仕事内容

このファーム形態は、あくまでも工業型農業ではない。雇われていたワーホリは二人のみ。ファーム内で働く人の数は6人という小規模農業だよ。

ワーホリの仕事は、マッシュルームピッカー。

ファームの基礎、学んで。
>>【ワーホリ農業学】オーストラリア、セカンドビザのために学ぶ3つのファーム形態

マッシュルームの仕事はすべて室内

マッシュ―ルームは、室内に設置された菌の付着した土で育つ。室温は20度前後と人にとっても超快適なのさ。湿度もちょうど良い感じだったな。

マッシュルームは、最適な温度と湿度管理のもと、室内で育つ。

ピッキングは専用ナイフでやさしく摘み取る

フルーツナイフのような小さなナイフでカットし、そのまま出荷用の段ボール箱へ。同時にパッキング作業も行っていることになる。

“Gentle, gentle.”

指導してくれた、ボスの奥さんの言葉。今でも耳元で響く。

マッシュルームは、乱暴に扱うとすぐに傷つく。”やさしく”摘み取るのがポイント。だから手先が器用な日本人女性に、うってつけの仕事なのさ。

不器用な人?オレンジとかどう?

仕事の時間とマッシュ道

毎日、早朝7時から仕事を始める。

作業用エプロンをつけ、衛生的に髪を整え、器具の消毒を済ませ、ピッキング作業を始める。

土から顔を出した親指ほどのミニマッシュルーム。次の日にはスーパーで見かけるサイズに成長する。フルーツや野菜に比べ成長のサイクルが早いキノコは、毎日育ったぶんを収穫する。本当に、ニョキニョキ育つから、ゾクゾクっとする。

逆に、収穫できるサイズを摘みそびれると、次の日には、こぶしサイズになり規格外に。市場に出すのが難しくなる。

“Customers don’t prefer big mushrooms. Even it’s same taste. So don’t let them grow too big. But don’t pick if it’s too small. Pick every day is important.”

こう言いながら、ボスはマッシュルームのサイズが図れる、マッシュメジャーを手渡した。ただし、育ち過ぎたものは、化け物マッシュルームになるまで待ち、週末のファーマーズマーケットへ。

マッシュルームファームの仕事内容、1週間の稼ぎ

ここからは、お金の話。

マッシュルームピッキングは歩合制

ノートPCほどのサイズの箱で$5。

うん、ビックリするくらい安いよ。当時の最低自由は$17だからね。育ち具合によるので、人箱摘み取るのに30分~1時間くらい。

豪のファーム産業は外国人搾取で成り立ってるからさ。

マッシュルームの水やりは時給制

マッシュルームの成長に必要な条件は、適切な温度と湿度となる。ピッキングの後、乾いている土だけ水やりをする。30分ほどの作業だろうか。

水は多すぎても少なすぎてもダメ。ファームって本当に苦労が多いのだと学んだ。

水やりは、当時の最低時給で$17。

2週間に一度の土の交換作業

土は約6週間で不毛になる。

毎週木曜日に、6部屋あるマッシュ部屋の、一部屋の土の入れ替え作業を行う。

袋に入った重たい土を運ぶ作業は重労働。そこで地元男性デイビットとワーホリの計3人で作業を行った。木曜日だけやってくるこの男性と、後に思いもよらぬドラマを巻き起こすことになる。

棚に設置した土を小さなクワで耕し終了となる。この作業は5〜6時間ほどだったかな。

この作業も時給制で$17。

ちょっと話それるけど、英語のこと

このファームでは、英語アクセントのオンパレードだった。

ボス→西アクセント
奥さんとサーシャ→英アクセント
デイビット→豪アクセント
自分→日アクセント

みんなそれぞれのクセで話すから、わけがわからん!まあ、そこがおもしろいんだけどね。海外の英語ってこんなもんだから。気にしない気にしない。

家族経営のマッシュルームファーム1週間の稼ぎとは?

週に$ 200〜500ほど。平均的には300弱くらいかな。
月にすると$1200ほどだから、いや〜超低所得だよね。(笑)

ただし支出は:

家賃(光熱費込み)で、月$320。
食費は完全自炊だから、$300〜400くらいかな。
携帯プランは、$30だった。

てことは、支出と収入のバランスは抜群やん!

ワーホリファーム生活でリセットする収入と支出のお金の概念

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子犬も大きくなると仕事するのね、ファームでは。

ファームは稼げないんだけど、なんせ使いようもないから。お金の概念が変わる。

西洋でも、家賃は収入の3分の1が一般的。今思えば、このファーム生活は、見事に収入と支出のバランスがとれていたのさ。

1970年代以降の先進国の経済活動

人ってね、収入が増えれば増えるほど、ほぼ確実に生活水準が上がるのさ。都会の生活は、お金を使わせるようにできている。もっと上、もっと上、もっと上。これが今の資本主義の構造だから。

70年代以降は、人の欲を引き出す事が”経済活動”になっている。一般人の収入を上げる事は、そこに含まれていない。貧富の差を見ればわかるよね。

”Hey, look, I have so much money!! I am the richest man in this world!!”

ビリオネアが宇宙へ行くのは、宇宙開発のためではなく、金持ちを見せつけたいから。彼らは腐るほどお金があり、いくら使ってもなくならない。そもそも使いきれない。でも一般人はそうではない。

収入と支出のバランスが崩れ、毎月の支払いや学生ローンなどに追われている人が多い。なぜなら、お金の事がよくわかっていないから。もちろんそれも、金持ちの策略だけどね。

すると、現実(収入)と理想(支出)のラインがぼやけてくる。

そこでワーホリのみんなには、ファーム生活をうまく利用してほしいのさ。支出が極端に減るファーム生活で、現実と理想のバランスをリセットし、お金の概念を学び直してほしい。

ファーム生活で学ぶお金とストレスの関係性

特に日本人の場合、ストレス支出が多くを占める。
→外食・飲み・やけ食い・やけ買い・カラオケなど。

自分が好きな事にお金を使っている。というのは錯覚で、実はストレスをチャラにするための支出が多いのさ。

これは、豪・ドイツ・カナダの人の暮らしを見て学んだ事。ストレスが少ない生活さえすれば、ストレス支出はあまり必要ない。

なので、収入とストレスと支出のバランスも大切。ファーム生活では、このストレス支出が減ることにより、収入が少ないのに意外と楽しい、しかも健康、みたいなミラクルが起きる。

もし、フォームが搾取産業になっていなければ、銀行残高は良い感じに増えるよね〜。ファームで小金持ち!なんてのは理想か…。

そして、なによりも勉強になったのが、時間の使い方。別記事にしたから参考にしてね。
ワーホリオーストラリア、ファーム暮らしから学ぶ現代社会の矛盾

今回は、ファーム仕事とお金についてでした。

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