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ワーホリ海外で日本人害を防ぐための無知改善プロセス3つ

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前回の記事で、日本人が海外でまき散らす日本人害について説明したよ。

日本人害は、老人の感覚で起こる老害と同じ構造だと学んだ。

今回は、ワーホリや留学などで海外生活をする、そんな国際的なみなさんのために、日本人害を防ぐためのツールを紹介するよ。もちろん英語でね。

ワーホリ海外で日本人害を防ぐための無知改善プロセス3つ

ignorant

老害が起こる原因は、無知からくる。要するに、自分の知らない事を学ぼうとしないこと。

それと同じで日本人害は、日本人の無知が原因で起こる。”日本人の感覚” で、海外生活や旅行をし、無知という害を四方八方にまき散らすのだ。

それを改善するには、少しずつ知らないことを学ぶ、これしか方法はない。年配の人や地位のある人ほど、自分は物事を知っているのだと傲慢になる。

I know that I know nothing.

I only know that i know nothing meaning

とある哲学者の言葉は有名だよね。ワーホリ海外生活では、自分は思っていた以上に多くの事を知らないのだという、自身の無知を学んだ。

前回の記事で、日本人が犯しやすい3つの日本人害について話した。

  1. 人種差別
  2. 社会的パワーとマイノリティへの配慮
  3. ルールや習慣

例えば、人種差別は起こっていないのではなく、起こっているがそれに気づくことすらできない。その理由は、日本人が本当に無知だから。

ワーホリ日本人害の根源、無知を改善する3つのプロセス

  1. そもそも無知とは何かを学ぶ
  2. 最低限の社会学や歴史を学ぶ
  3. 差別や偏見とは何かを学ぶ

無知を改善するするために、ドラマと動画、本で学ぼう。※英語を学ぶという前提。西洋に偏った内容です。

1.ドラマで無知の意味を学ぶ(初級)

自分の無知さを学ぶのに、最もおすすめなドラマがこちら。

The Office

このドラマ、実は海外ではフレンズに並ぶ勢いで人気がある。そしてこの作品はコメディ、ではなくブラックコメディ。

どんなところがブラックなのか。それは主人公マイケルがド級の無知だという事。

英語で無知は、ignorance と言う。
そして無知な人は、ignorant などと言う。

マイケルは、害をまき散らし周囲の人や視聴者にとにかく不快な思いをさせるが、本人にはまったく悪気がない。むしろ良かれと思って言動している。悪人でもなければ意地悪なわけでもない。これがこのショーの最大のポイントとなる。

で、このドラマを見て君はこう思う、「わ〜この人イタイな〜」。

“ちょっと待って、人ごとじゃないよ、それ君自身だから、君!”

というのが制作側の意図。視聴者の多くは、自分も同じように無知な人間なのだと気づくことなくこのドラマを楽しむ。そこが超ブラックなのさ。

マイケル以外の登場人物も、一見、一般的な会社員。ところが彼らも無知な言動を連発する。マイケルのキャラはちょっと極端に描かれているよ。

オリジナルはイギリスドラマということもあり、白人社会での人種差別・男尊女卑・LGBTQ差別・ステレオタイプ・偏見。これらが皮肉に描かれていて、とても勉強になる。

ただし、日本の翻訳や編集で誤った解釈になっている恐れもある。もしできれば英語版を見るのがおすすめ。もちろん、ビジネス英語も学べるよ。

ワーホリ×オフィスで学ぶ

社会や文化に詳しくなければ、わからないネタが多いと思う。そこで事前にドラマを見ておいて、ワーホリ海外でブラックコメディに詳しい人に聞いてみるのがおすすめ。ブラコメを理解してる人は、物知りな人が多いから。

オフィスはコアなファンが多く情報が多い。気になるエピソードやネタを英語でネットて調べてみよう。

2.ユーチューブで社会学と歴史を学ぶ(中級)

日本人害の根源である無知を克服するための最低限の知識。それは歴史と社会学の基礎だよ。差別や偏見、ステレオタイプなどは、間違った歴史の解釈からくることも多い。

社会学は、社会階級や貧富の差、男女の格差など、これを理解してないと様々な害をまき散らすことになる。

ただ歴史や社会学と言っても、高校レベルでOKだから。

「なら高校の教科書、押入れから引っ張り出してと…」

って、それは絶対にダメ!情報が古い。そして日本のバイアスまみれだから。

ワーホリ× Crush Courseで学ぶ

『Crush Course』 とは、有名大学を出た超優秀なクリエイターたちが手がける教育動画だよ。

World History 43本の動画
Sociology 45本の動画

全部見ると体系的に学べてわかりやすいけど、自分の気になるコンテンツから初めてみるのもあり。肝心なのは、知らないことを少しでも知ろうとすること。

ワーホリ1年、または2~3年しつつ、これらのコースを徐々に学べば、英語で難しい情勢ニュースを読む力が身につくよ。

3.本で人種とは何かを学ぶ(上級)

私が読んで、本当に勉強になったのがこの一冊。

So you want to talk about race ━ Ijema Oluo

これは、アメリカの黒人女性 Ijema Oluo さんの人気ブログが本になったもの。そもそも人種っていったい何なの?という誰もが目を背けたくなる話を、彼女の実体験と共にわかりやすく書かれている。

この本は、正直なところ難しかった。英語はそこまで難しくないけど内容が深い。ただこれを読んだ後は、人生や社会の多くの謎が解けるようになった。もちろん『The Office』の内容も細かく理解できるようになったよ。

白人社会で生きる黒人の作家が書く文章はとても力強い。それは彼らの人生が苦悩と逆境で溢れているから。だから心を打たれる。イージーモードで生きてきた人たちの文書とは、わけが違う。ユルい自己啓発本なんかより、よほどためになるよ。

日本人害の克服はもちろん、この本を理解できて初めて国際人に一歩近づける。私はこの本を読んでそう思った。

ワーホリ× So you want to talk about race で学ぶ

本の方が体系的に学べてわかりやすいけど、英語の読解がニガテな人は、ブログ記事から初めてみて。

ブログ:Ijeoma Oluo

ワーホリ日本人害も英語ニガテも一気に克服せよ

英語を学ぶのが肝心なのではなく、英語で何を学ぶのか。

英語を学ぶ必要があるのは、自分の無知と日本人害を克服し、真の国際人になるためだよ。そして君なら絶対にそれが、できる。

だって、高卒ワーホリ三十路の私でもできたんから。もちろん、まだまだ学ぶ事は多いけどね。

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