ワーホリ秋のプランを立てよう、3大陸の秋を徹底比較【イベント・食・紅葉と動物】
こんにちは。 のまどちゃんです。
たった1年しかないワーホリにとって、秋は超絶忙しい季節!秋の味覚や紅葉、季節のイベントなど、いったいどこから手をつけてよいのやら…。
オーストラリア・カナダ・ドイツと大陸ごとの特徴をまとめたので、歴史や地理や文化を理解しつつ、自分の個性にあった計画を立ててほしい。もちろん英語も学べるように構成したよ。
ワーホリ秋のプランを立てよう、3大陸の秋を徹底比較【イベント・食・紅葉と動物】
秋プランは、渡航前に立てるべし。
同じ西洋でも、オセアニア・北アメリカ・ヨーロッパと大陸により、歴史・生態系・文化も大きく異なるよね。のまどちゃんは3大陸に住んだので経験も踏まえつつ解説するね。
まず各大陸の特徴を軽く理解してね【地理と歴史】
オーストラリア・カナダは、新大陸でありコモンウェルス国という共通点がある。ヨーロッパ人移住後の歴史は比較的浅く、先住民がまだ多く住んでいるという点も同じ。地理は北海道のように平地が多いのが特徴だよね。
※逆にヨーロッパと日本は、先住民をほぼ絶滅に追いやったという点が同じ。
南半球に位置しするオーストラリアは季節が逆
秋はこんな感じになっている。
3月 秋の初旬
4月 秋の中旬
5月 秋の終わり
ヨーロッパは歴史が古く日本との共通点が多い。
地理は国土面積が小さく山も多い。ただドイツは海が少ない点が日本と異なるのね。だから肉を食べる文化が強い。
3国すべての共通点は、キリスト教が多く白人人種がマジョリティーであること。ザックリ言うところの西洋文化である。
これらの基礎知識、少し理解しておくだけでワーホリを濃いものにできるよ。
ワーホリ3つの秋の楽しみ方
今回は、この3つのテーマでいってみる。
- 秋の感謝祭
- 秋の味覚
- 紅葉と動物
1.ワーホリで学ぶ歴史と秋の感謝祭、イベント&フェスティバル
収穫を祝う秋の感謝祭は西洋の伝統イベントだよね。日本はオールスター感謝祭など秋の特番でなぜだかタレントに感謝する。
たしか日本には月見って伝統文化があったよね?
カナダ(北アメリカ)のサンクスギビング
カナダの感謝祭は、日本の盆や正月に似ていて、家族が集まり豪華な宴をする大切な祝日だよ。ちなみにカナダはホリデーペイがあるので、祝日は働かない方がお得だよ。
アメリアは伝統を重視するのに対し、カナダはダイバーシティを尊重するので、そこまで伝統にこだわらないのが特徴なのね。
カナダは10月第2月曜日、アメリカは11月4週目。それぞれ歴史も異なるので、いっしょくたにしないように、ワーホリ現地で歴史文化を正しく学んでね。
カナダ流サンクスギビングから学ぶアメリカとの違いとは?
サンクスギビングデーの海外シットコム5つを紹介
オーストラリアの秋のイースター
基本イースターは春のイベントだが、豪は季節が逆だから秋にやってくる。
イースターはキリスト教の復活祭で、厳密に言うと感謝祭とはちょっと違う。宗教的に関係ないって人もけっこういるけど、豪では秋の感謝祭を兼ねたイベントとなっている場合も。
オーストラリアも一部ではサンクスギビングデーがあるらしく、11月の最終水曜日とのこと。
参考記事:Does Australia Celebrate Thanksgiving?
豪の秋の感謝祭は北アメリカと違い、地域によって異なるようだ。ワーホリでご当地の感謝祭について詳しく学んでみて。
シドニーでは、Sydney Royal Easter Show というイベントが19世紀からあるビックイベントとなっているよ。
ドイツのオクトーバーフェスト
オクトーバーフェストは、バイエルン地方(ミュンヘン)の伝統的な祭りだよ。
のまどちゃんはミュンヘンでワーホリをしたので、2年連続でオクフェスに参加したよ。
伝統的にはビール樽を開け収穫を祝う感謝祭だが、現在は観光客にも大人気のビアイベントとなってる。バチェラーパーティとして利用する人も多いんだよ。初日のパレードは伝統的で見もの。
地域密着型の感謝祭は、”Erntedankfest” と呼ばれ、その意味は英語で”Thanks for the Harvest”。一般的にはドイツ語を話す国や地域で開催される。10月の第一日曜日となり、各地のマーケットや教会などで催し物が開催される。
参考記事:Famous German Holidays and Festivals
ここで紹介した秋イベントは感謝祭に関するもののみ。秋はハロウィーンもあるし、都市では移民文化や音楽イベントも開催されるから、いや〜ほんと忙しい。ワーホリ前に入念に下調べをしイベントプランを立てるべし。
2.ワーホリで堪能する秋の味覚
さんまや松茸、栗や柿など、日本には秋独特の食があるよね。理由は、日本が山大国でさらに島国だから。山が多いから日本の秋は楽しいのさ。
でも西洋の国って秋の味覚あんの?と思いきや、実はそれなりにある。
カナダや豪の秋は旬のフルーツを楽しもう
西洋の秋は特にベリー系がおすすめだよ。もちろんブドウやリンゴなども。旬のフルーツはスーパーでやたら安くなるから、ぜひ堪能してほしい。
ちなみにドイツでは旬のリンゴで作る Apfelstrudel が有名だよ。北アメリカはやはりアップルパイ。
キノコ類は常にマッシュルームだからあまり期待はできない。魚も微妙。肉は山に近い地域ならジビエが…って、この2国は平地が多く都市で山の幸はあまり期待できない。
豪やカナダの秋はビンヤードでブドウを楽しむ
豪やカナダでは広大な土地でのワイン造りが盛んだよ。ワイン通が言うところのニューワールドワインってやつ。カンガルーラベルのワイン見たことない?
ブドウは紅葉するタイプの木なので、秋はビンヤード見学もおすすめ!別にワイン通でなくても、ワイン畑の広大な景色やワイナリー見学など、しっかり文化学習になるのでおすすめ。
例えば、豪ビクトリア州の Yarra Valley や、カナダのナイアガラ周辺のビンヤードも有名だよ。まあ各地にあるから[Vineyard・Winery]などのキーワードで英語検索してみて。
別に有名でなくてもビンヤードはビンヤードだから。
業者が企画するワイナリーツアーは富裕層向けで値段が張るかも。電車でアクセスできるものを探し自力で訪れるプランを立てれば、めちゃ英語力が伸びると思うよ。
ビンヤードといってもまあ、ただの農場だからね。あとニュージーランドは、ニューワールドのワイン産地としてとても有名だよ!
マップで見ると地理がわかりやすい。
Wine map of Canada
Wine Map of Australia
Wine map of New Zealand
豪はセカンドビザのために、ついでにビンヤードのファームジョブを探すって手もあり。
ファームジョブを探せるオーストラリア政府公式サイトの使い方【経費返金制度あり】
ドイツヨーロッパは秋の味覚が超満載
ヨーロッパはアルプスで知られるように、山の幸を楽しむ文化が強いよ。
特に南ドイツでは、ワーホリでも気軽に山登りやハイキングを楽しめる。のまどちゃんは、生まれて初めて野生のブルーベリーを摘みかなり興奮した!キノコ狩りもしたよ。
木の種類が違うから日本の山とぜんぜん雰囲気が違う!メルヘンのおとぎ話に出てくる森みたいな感じ。ただし別に山に登らなくても、街中で秋の味覚を楽しむことができる。
野外フェスの屋台では、ジビエ肉を堪能した!ドイツはソーセージだけじゃない。シカやイノシシの煮込み料理をビールと共に頂く。こんな贅沢でも屋台の値段はお手頃。ワーホリでもサクッと楽しめるのさ。
3.ワーホリだから楽しめる紅葉と動物
紅葉といえばカナダ、とくにオタワやモントリオールが有名だよね。ただし各都市のパークでも気軽に楽しむことができるよ。
ドイツヨーロッパは、四季が比較的日本と近く各地で紅葉を堪能できるよ。
オーストラリアは、夏がメインの国だから紅葉はそこまで期待はできない。ただし冬にガッツリ雪が降るタスマニア島は紅葉で有名だよ。
オーストラリア秋の貴重な動物体験
豪の最大の特徴は動物の多様性だよね。例えば以下のイベントが楽しめるよ。
Phillip Island のペンギン
秋である3月~4月は、Phillip Island のペンギンの羽毛が生え変わる季節で、英語で ”moulting”と言う。この「Moulting 期間」は陸地で過ごすペンギンが増えるので、それを拝見する絶好のチャンス。
”Moulting”前のペンギンは、お腹に食料を蓄えプクっと太るのも特徴。つまり季節限定で毛がボサボサのコロンとしたブサカワペンギンが見られるということ。
わざわざ Phillip Island まで行かなくても、メルボルン St.Kilda の海岸でペンギン見学できたよ。地元民の情報では、夜遅くに行くと人が少なくていってことで、行ってみるとほぼ人はいなく、フワフワ、モフモフのペンギンたちを近くで見ることができた。※もちろん触ったり怖がらせたりしてはいけない。
この記事おすすめだよ。
St. Kilda Little Penguins – Latest Update
AUTUMN PENGUIN ACTION AT PHILLIP ISLAND
Great Barrier Reef のウミガメの産卵
Qeensland では、1月〜4月がウミガメの産卵時期(Sea Turtles Hatch)だ。そう、ナショジオで見たことあるアレが見られる!かも。Great Barrier Reefには、世界の7種のうち6種が生息してるらしいよ。
この記事を参考にしたよ。
Turtle hatching season in Gladstone
秋は、動物たちが活動的に冬支度をする季節。カナダやドイツでは、口いっぱいにナッツを詰め込むリスが定番だよ。豪も街中で様々な動物に出会えるよ!
注意点!今回紹介した季節の風物詩は、毎年同じ時期に同じ場所で見られるとは、まったく断言できない。理由は、環境破壊による気候変動が超半端ないから。なのでフレキシブルにワーホリ計画を立てる超柔性が必要となる。
最後に、今後の地球について少し学んで。
地球は新時代へ。消滅する前にいろいろ経験した方がいい件
最近『Learning to Die in the Anthropocene』という本を読んだのね。
なんかタイトルが怖いけど、地球破壊に関する基礎を学べるめちゃ面白い本だった。
著者によると、地球は「人新世」という新たな地質時代に半分足をつっこんでいる。温暖化を阻止することは難しい段階(てかほぼ無理)にきているので、むしろ人類は地球の変化に順応する術を身につけなければいけない。という内容だ。
なんと1895年には、すでに温暖化が懸念されていたって知ってた?
でもコロナの状況を見てるとさあ、人間は何ごとよりも経済活動を重視するという本質が見えたよね〜。
つまり、経済活動を抑えCO2排出を劇的に抑えるのは、ほぼ無理だなって未来が予測できる。
「人新世」に突入するということは、生態系や地質が劇的に変化するということ。綺麗な紅葉もペンギンも、いつまで存在するのかなんて、わからないということ。
てことで見たいものはサクサクみておいたほうがいい
海外旅行もワーホリも、できる時にやらないと手遅れになる。今回紹介した秋の風物詩も、10年後は、いや数年後には、まったく状況が異なるかもしれない。
気候に関しては毎年激変するので、ニュースをチェックしながら臨機応変に対応する力が必要。過去の傾向は、もはや当てにならないと認識した方がいい。
ベネチアが海に沈むのも、バリアリーフのサンゴ礁が消滅するのも時間の問題。
一度は訪れてみたい場所があるなら、見てみたい動植物があるなら、できる時に行動しなければ手遅れになってしまうよ。
ごめんね、すごく難しい話をしているけど、経済も政治もワーホリ活動も、地球規模で考える、そんな時代だからさ。