『名探偵ピカチュウ』を英語で見てほしい理由 ポケモンはカワイイ?怖い?
こんにちは。 のまどちゃんです。
つい先日、映画『名探偵ピカチュウ』のオリジナルを見て、疑問が???
この映画はアメリカがオリジナルで、映画の原作であるゲームは日本のオリジナル、社会現象を起こした『ポケモンGO』はアメリカが作ったゲーム、だがやはりポケモンは日本のオリジナルだ!
ということで、ポケモンはアメリカと日本、互いの相乗効果で、その人気を押し上げている。今回は、全世界で爆発的な人気のポケモンについて深堀りします!
『名探偵ピカチュウ』を英語で見る前に映画のみどころを紹介
ポケモンの実写版とは?
米国で2019年5月10日、日本では2019年5月3日に先行公開された『名探偵ピカチュウ』英語タイトル『Pokémon Detective Pikachu』は、ポケモン初のハリウッド実写映画だ。『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』以降の16年間、アメリカでポケモン映画は公開されていなかった。
ゲームと同じストーリー?
映画『名探偵ピカチュウ』 は、基本的に原作のゲームと同じ設定になる。映画の主なストーリーは、主人公ジャスティス・スミスと、なぜか突然しゃべりだすピカチュウが、共に謎を解き明かしていくというもの。アクションとミステリー、カワイイポケモン達が同時に楽しめる作品です。
タイトルはまったく同じ意味?
英語「Detective」は探偵と刑事、この両方の意味があります。
英語の「Pokémon」は、 é に入るアクセントマークが入る。日本語がそのまま英単語になったのではないでしょうか?
英語の発音は「ポキモン」という感じの音になる。PocketもMonsterも英語だが、それが一緒になるとPokémonという日本語としての「ポケモン」という単語になる。PokémonもPikachuも、日本が生みだした、日本語由来の英単語として浸透している。
日本の俳優は出演してる?
はい、日本の俳優さんたちが出演しています。もちろん彼らも英語で演じていますね!
日本人俳優:渡辺謙(警部役)・竹内涼真(カメオ出演)・大谷育江(声優)
監督:ロブ・レターマン
主な出演:ライアン・レイノルズ(ピカチュウ)、ジャスティス・スミス(主人公)、キャスリン・ニュートン(ヒロイン役)他
名探偵ピカチュウを英語で見てほしい理由3つ
やはり実写版『名探偵ピカチュウ』はオリジナルがハリウッドだから。
《 理由① 》ハリウッド特有の雰囲気が味わえ見ごたえがある
ゲーム版 『名探偵ピカチュウ』 は日本生まれ。やはり日本語の声がしっくりきます。
ただ映画はやはり英語版も見てほしい。ハリウッド作品の日本語吹替え版は不自然な感じがしてならない。ただ渡辺謙に関しては、日本語の方がある意味しっくりくるかもしれないですね。ちなみにピカチュウの声は俳優の西島秀俊です。
《 理由② 》英語で日本代表としてがんばる渡辺謙さんが素敵
吹き替えも渡辺謙ご本人。日本人俳優の存在はハリウットでは激レアです。
その原因は英語力のせいではないかと思います。そんな中、英語という大きなハンディキャップを背負い、アメリカで勝負する俳優たちは本当に勇気がある。日本人にとって英語で演技をするのは、渡辺謙レベルの俳優でもかなり難しいのではないかと感じます。
現にハリウッド映画で日本人俳優を探すのは至難の技です。日本人役は中国や韓国の俳優を起用していることが多い。
《 理由③ 》ピカチュウはライアンの声だが、ピカピカ!はあの大谷育江
ハリウッドスターがしゃべっていたかと思えば、「 ピカピカ! 」と言う時のピカチュウは、元祖ピカチュウ声優である大谷育江の声。やはりあの声を聞くと興奮しますね!ハリウッドの空気間と日本のオリジナルを見事にマッチさせた作品ではないでしょうか。
英語の学習ポイントはココ!
もちろんピカチュウはとても流暢な英語を話します。ただ子供向けに作られている作品なので、英語を勉強中の日本人には最高の教材だと感じました。渡辺謙が話す英語もとてもゆっくりでわかりやすいですね。
ポケモンは日本人なら誰もが知るキャラクターですよね。ノリはハリウッドなのに、ポケモンは日本の文化、英語が苦手な人でもしっかり内容に入り込めると思います。
映画『名探偵ピカチュウ』に出てくるポケモンはカワイイ?それとも怖い?
アメリカの制作会社は、日本の(株)ポケモンに定時された条件をクリアすることで、この映画化を実現できたようです。
その条件とは、ポケモンは絶対的にカワイイという要素がなくてはならないということ。
そもそもKawaiiとは?
日本キャラクターがかもし出す独特の可愛さを示す日本語由来の英単語です。『カワイイ』はもはや世界で通じる言葉であり、英語の”cute”とは、また違った意味合いの言葉として、使用されているように感じます。
アニメキャラを実写化する際の問題点は、リアル感が出すぎて怖いイメージになってしまうことではないだろうか。とはいえポケモンはあくまでもモンスター。そこでアメリカ制作側は”カワイイモンスター”というイメージを絶対に壊してはならない、という鉄の掟を守る必要があったようだ。
The Pokémon Company, however, had a different main priority: to protect its characters’ unique charms. They were concerned that the Pokémon looked too dirty or were in danger of falling into the uncanny valley.
引用:https://time.com/5582906/detective-pikachu-pokemon-visual-effects/
(株)ポケモンには、キャラクターそれぞれが持つユニークな魅力を守るための独自の優先事項があった。 ポケモン達があまりにも汚い、又はキャラクターを作り出した先に陥る薄気味悪いというような印象になる事を彼らは懸念していた。
“They did not want us to add elements such as nails and eyelashes,” explains Ravi Bansal, the art director for the film’s creatures. It was also paramount that the designers preserve every creature’s sense of kawaii—a Japanese term that conveys cuteness and charm (think Hello Kitty or Totoro).
引用:https://time.com/5582906/detective-pikachu-pokemon-visual-effects/
「彼らは爪やまつ毛といった要素を付け加える事を良くは思わなかった。」と説明するのは、生き物を専門とするフィルムアートディレクターのラビ・バンサルだ。日本語でキュートやチャーミングといった意味合いを持つ、”カワイイ”という感覚をすべてのキャラクターにおいて守り抜く必要があったのだ(ハローキティやトトロのように)。
“Many people around the world already know Pikachu, and we just could not damage their image of this iconic Pokémon,” Katakami says. “He had to be cute. That was non-negotiable.”
引用:https://time.com/5582906/detective-pikachu-pokemon-visual-effects/
「ピカチュウはすでに世界中の多くの人達に認知されている。デザイナー達が、人々の持つキャラクターイメージを守ってくれるということが最優先すべきところでした。」とカタカミは語る。「ピカチュウは可愛くなければならない、 これは絶対に譲れないところでした 。」
最後に
いかがでしたか?ポケモンは海外で思わぬ進化を遂げているようですね。
私は海外3大陸で暮らしてみて(現在カナダ)、多くの日本企業は世界へのマーケットへチャンスを逃しているように思います。
日本というブランドを守るため、日本が誇る素晴らしい文化を出し惜しみしてしまっているのではないか。間違いなく高齢化が進む日本で、世界の市場に目を向けることが、日本が生き残る手段である事は言うまでもありません。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。