ワーホリ卒で英語伝記の読破に要した時間、ミシェル・オバマ『Becoming』を読むための知識とは
こんにちは。のまどちゃんです。
ワーホリ英語で、一生使える英語を身につけることが、できる!
ワーホリ卒で、ミシェルオバマの著書『Becoming』が読める!!!
てことで今回は、人生初の英語伝記を読むのにかかった時間と、この本で学べることや、この本を読むのに必要な知識について話すね。
ワーホリ卒で英語伝記の読破に要した時間、ミシェル・オバマ『Becoming』を読むための能力とは
前回の記事で、ワーホリ後に英語小説を3冊読み切ったら、普通に英語本が読めるようになったという話をしたよ。
そして4冊目の英語小説を読んだ時点で、次は何を読もうかな〜と。
「そうだ!あの本、気になってたんだ。アメリカの大学生がこぞって読むという、今話題のあの1冊!」
とまあ適当なノリで、『Becoming』 を読むことにした。
「いやいやワーホリ卒で、元大統領夫人の洗練された文章が読めるのかよ!」
でやってみたら、ちょこっと難しかったけど読めた。そして号泣した…。
人生初の英語の伝記ミシェル・オバマ『Becoming』読破に要した時間
約16日間
2 days, 5 hours, 29 minutes.
トータル:53時間29分
ページ数:448ページ
※アプリで読んだので、明確な記録が残っている。
ページ数は多くないが、やはり小説よりも少し時間がかかった。ただ、5冊目の英語本でこのスピードなので、確実に成長していることがわかる。
【ワーホリ英語学】たった3冊の英語小説で、普通に英語本が読めるようになった記録
ミシェル・オバマ『Becoming』読破に必要な英語力とは?
まあ伝記なので、たいした英語力は必要ない。高卒英語で独学で読めるよ。
そんなことよりも重要なの能力は、
①アメリカの歴史と社会と文化の知識力
さらに付随的に必要な能力は、
②調べる力と国語力と人生経験
この本は、アメリカの黒人差別や銃社会、警察の蛮行などの社会問題に関する知識と、なによりも、最低限のアメリカ史を理解しておく必要がある。
日本語で読んだところで、このあたりの基礎知識がないと、この本を深く理解することはできない。だから英語力の問題ではないのさ。
のまどちゃんが『Becoming』を理解できた裏には、やはりワーホリ経験があった
私がこの本に興味を持った理由は、ワーホリで受けたシステム化された人種差別という自身の経験と、アメリカの黒人差別や社会問題にとても興味があったから。
ワーホリを始めたころ、自分の知識の低さを恥ずかしいと感じた。なぜなら、世界史で習ったはずの黒人奴隷制度のことを、キレイさっぱり忘れてしまっていたから。これはマズイ。私の脳は、忘れてはいけない重要な歴史を消し去ろうとしている。
そこでワーホリ後に、ネットで世界史を学び直したのね。あとカナダでワーホリしたことで、北アメリカのニュースを見る習慣もついていた。これらの知識がこの本を読む核となった。
あくまでも伝記なので、政治的な知識は重要ではない。
英語伝記、ミシェル・オバマの『Becoming』を読んで心に残ったこと
1.報われない社会
ミシェル・オバマのおじいさんが、ボーリングのピンを並べる Pinsetter という職業についていたのね。とても優秀で頭が良い人が、この仕事に従事していた理由。もちろんシステム化された人種差別だ。
自信の努力も能力も経験値も、すべて無意味な社会。肌の色が違う。ただそれだけで、社会的地位が決まってしまう。これは現在進行形で、世界中で起きていること。もちろん日本でもね。
形は違えど、大学を出ても仕事のない今の若者や、オーストラリアで人種の壁を経験したワーホリの人など、この痛みがよくわかるかと思う。
幅広い人生経験は、やはり本を読むのに必要な能力の一つだ。
2.検索しても出てこない銃被害者の子供たち
本には、とある学校の無差別銃撃事件で、多くの子供が亡くなった話がある。そこで、私はその事件の詳しい内容を調べようと、地域名をいれてネット検索した。
すると検索画面に出てこない。えっなんで出てこないの? 日本だと、⁅小学校無差別事件・地域名⁆とかいれれば、簡単に見つかるよね。
ところがアメリカは、学校名や日時などを詳しくいれなければ、ネット上でその事件を探すことができない。地域名をいれると、学校銃撃事件がウィキにリスト化されて表示される。この国は、次元が違うのだと学んだ。
⁅America School shooting 2021⁆ とかで検索してみて、ものすんごい数出てくるから。
もちろんこの本は伝記なので、ミシェルさんの子供時代の生い立ちから、大統領夫人としての職務を終えるまでの記録が記されていいる。
黒人女性として、身体の不自由な父親を持ち、二人の子供の母親として、大統領夫人として、彼女の生き様が描かれている。ホワイトハウスの内情も興味深かったよ。
英語でミシェル・オバマの伝記『Becoming』を深く読むための学習ツールを紹介
アメリカの黒人の歴史を学ぶには、やはりクラッシュコースがおすすめ。
Black American History
US History
Sociology
このあたりのコースをサクッと学べば、ミシェル・オバマさんのメッセージをより深く、正しく理解できる。さらにアメリカ史を学ぶことで、ハリウッド映画やドラマが100倍おもしろくなるよ!
【結論】ワーホリ卒英語で、ミシェル・オバマ『Becoming』を読破できた
私は3ヶ国でワーホリしたけど、海外年数や学歴など関係ない。英語で本を読むには、調べる力、そして忍耐力、これがあれば、できる。もちろん、ネット環境は欠かせないけどね。
さあ、次はどのジャンルを読もうかな?