コンドミニアム?アパート?家?ワーホリシェアハウスに最適な住環境とは
ワーホリの部屋探しに役立つ社会知識をまとめたよ。
コンドミニアム・アパート・家の違いを理解し、自分にあった住環境を整えよう。
20代後半の人は、知らないと恥ずかしい社会常識です(笑)。学生の人は少し難しいかも。これは将来の定住場所を決める際も役立つ知識だよ。現地で使える英語も学ぶね。
ワーキングホリデー住居の種類と合わせて読んでもらうと、わかりやすい内容です。
コンドミニアム?アパート?家?ワーホリシェアハウスに最適な住環境とは
以下3つの違いと英語の知識です。部屋探しに役立つ英単語とリンクを配置したので活用してね。
- コンドミニアム
- アパートメント
- ハウス (戸建て)
コンドミニアムの基礎知識
コンドミニアムとは、総合ビルを一住戸ごとに分割して販売する不動産物件のこと。
日本語では分割譲渡といい、略して分譲マンションといいます。
英語風にいうと、ビル(complex)の一部分(unit)を、別の家主(owner)が所有する物件(property)です。
condominium (also called a “condo”) is a large property complex comprised of individual units, and each unit is owned separately.
What is a Condominium? – Investopedia
コンドミニアムは必ずしも高層ビルとは限らない。低層ビルでも分譲する物件であれば、それはコンドミニアムです。マンションは和製英語。英語で mansion は邸宅のことです。
上の写真(トロント)の例:CNタワーの左側と右側の水際にあるビルは condo で、20~30階くらいかな。遠くを見ると、小さなビルの群れが見えるよね。あれはおそらく駅周辺のコンドー群。そして緑がたくさんが広がっている部分は、家やアパートが建ってる感じだね。
Condominium 語源 (ラテン語)
Con = ‘together’
Dominium = ‘dominion’ = ownership
together + ownership = Condominium
国や地域により、コンドミニアムの名称も違うみたい。軽く覚えてね。やはりオースやNZは、イギリスの影響が強く、カナダは、東側(トロント)の方がアメリカ文化が強い感じかな。でもケベックは独自のノリがあるし、おもしろいね。
カナダ
Ontario → condominium
British Columbia → strata housing
Québec → divided co-property (French: copropriété divisée)
オーストラリア → strata title
ニュージーランド → unit title
参考英文を読んでみよう。実際にどの言葉が使われるかは、現地の会話で学んでね。
- Condominium – Wiki
- Condominiums in Canada – Wiki
- Strata title – Wiki
- What is a Condominium? – Investopedia
(このサイトは文章が読みやすく、動画も見やすかったので選んだよ)
コンドミニアムは住居の進化系
精神面と歴史の話します。
家って古来からあるものじゃん。ただマンション(condo)は、歴史でいうと超・最新のコンセプト。ザ・産業革命のたまもの。ザ・環境破壊のたまもの?そこは道路のほうがヤバいけどね。
日本でマンションは当たり前な存在かも。ただ凡人が住めるようになったのは、バブル期の80年代以降だと思うな。ここ半世紀の特権だね。自分がワーホリする国の [condo building boom] も調べてみて。参考:分譲マンションの歴史
軍艦島を生身で見た時は、「うわ〜コンクリート感ヤベ〜!!」と鳥肌がたった。まさかあれが日本最古のマンションだとは知らなかった。まだかろうじて立っている…。参考:軍艦島マンション(1916年建設)
ってことで、コンドミニアムの有難さを噛みしめてみよう。土壁がボロボロはがれる木造アパートで育ったノマドちゃんにとって、鉄筋コンクリ―トは、御殿みたいな存在なんだよ。
コンドミニアムで暮らす5つのメリット
物件を購入する場合は、経済面や法律面の考慮も必要だね。ここではワーホリに特化したメリット5つだけを見るね。あくまで住環境の社会知識です。
- 駅ちかで交通の便が良い
- スーパーや店が多く立地条件が良い
- セキュリティに優れている
- 共有施設が充実している
- 設備や管理が整っている
基本的に、日本のマンションと同じ社会構造だね。ただし一つ大きな違いあり。
オーストラリアや、特にカナダは重度の車社会。交通インフラのレベルが日本と桁違いです。モビリティの規模の違いを理解することは、海外生活では重要です。
施設と設備「Amenities & Facilities」
コンドミニアムはオートロックがあり、家やアパートと比べセキュリティが高い。まぁこれは常識だよね。
郵便パッケージが届いた時は、受付のコンシェルジュが預かってくれたり、ロッカーを利用できる場合もあり安心。家の場合は、ドアの前に郵便物を置き去りにする雑な文化もあるので(笑)、そこは入居時にチェックすべし。
ゴミ捨て場所が自分の階の廊下にあり、あれはめちゃ快適です。悪臭ハエフリー。
- Concierge / Parcel lockers
- Swimming pool / Spa / Jacuzzi bath / Sauna
- Gym / Fitness centre
- Common space (BBQ area / Party Room / billiard / bouldering)
- Green space / Garden
- Trash disposal
- Business centre / Shops
ジムやプールは誰でも利用でき、自分一人で利用できる点がワーホリにおすすめ、BBQやパーティルームは、予約や追加料金が必要な場合も。これらは友達がいない人は使う要素がない。
サウナが広めの物件では、身体を温めてリラックス〜。冷え性にはうれしい。水着で入ればOKなのでわりと安心。プールのシャワーが広くていい感じの物件や、ジャグジーゆったり系も。ジムがでかい物件では、人生初のジムマシーンビュッフェを体験してみたり!
BBQスペースが空いてる時は、友達さそって即席パーティー!いい感じの中庭やベンチがある時は、そこでラテ片手に日光浴。キレイな花や水辺がある物件もあるよ。なんせ管理費かかってるからね~。
どんだけ元取るんや〜い!はい、食べ放題で全種類制覇するタイプです。ちょこちょこ食べないと気が済まない。ってな性格でいろいろ体験してきた(笑)。
いや〜コンドーって楽しい〜、てかワーホリ楽しい。ボルダリングがある物件に住んだことも(笑)!!
立地の良いゴージャスな物件に住むほど、部屋は狭くレントは高くなる。そんな時は、狭い部屋で憂鬱な時を過ごすよりも、ジムで汗を流したり、花や緑でリラックスするなど、健康的に生きる術も模索してみて。筋トレ生活が私の一部になったのも、ワーホリ時代のコンドー生活が根本にある。
構想ビルは眺めは良いものの、時に低所得な自分の身分とのギャップに疑問を感じることも…。
施設は、物件によりビックリするくらい違いがある。自分の目で確かめてね。
ロケーション「Location」
コンドミニアムの特徴は、ダウンタウンや駅周辺にあること。車がないワーホリにとって、徒歩でどれだけ便利な生活ができるか、これは重要なポイントとなる。
日本は山が多いものの、鉄道が発達しているすばらしい国。歩くのは当たり前という文化がある。逆に北アメリカやオーストラリアは、車中心の社会になっている。Walkability を意識しないと、すっごく不便な生活になることも。
コンドミニアム周辺で徒歩でアクセスできるお店や施設がどれだけあるか、チェックしよう。
- Shopping / Supermarket / Grocery store
- Restaurant / Cafe
- Recreational areas / Square / Park
徒歩5分以内に、手頃なスーパーやお店があれば立地がいいね。もし近くにゆったりできる広場や公園があれば、狭い部屋から抜け出しリラックスすることも。
カフェやレストランは、お金がかかるオプション。ワーホリで日常的に利用すると、散財してしまう原因に。西洋ではファストフードの値段も急上昇している。マーケティングに弱い人は、誘惑の少ない環境でストレスフリーな生活を。
コンドミニアムの社会知識…いや常識?
コンドミニアムに関する最低限の社会知識3つを抑えるね。知識は日常会話で使ってみよう。”I’m studying about society…”
①ローン:住宅ローンは英語で「mortgage」という。これは覚えてね。おそらくどの国でも共通の言葉だと思います。
”In general, how long does it take to pay off the mortgage in 国名?”
“A 35-years mortgage is common in Japan. How about here?”
②マンション管理会社:コンドミニアムは個人の購入物件であると同時に、建物全体を管理する企業が存在する。この会社を「condominium corporation」などという。日本のそれとは仕組みが異なるかも。地域により規則や法律も違うので、家主に聞いてみてね。
”What is a condominium corporation? What do they do? Are they owning part of the condo? Or do they manage facilities? How does it work?”
ノマドちゃんも良く知らないので、コンドーを持ってる人に聞いてみようと思います。
➂管理組合: コンドミニアムの家主は、毎月の積立金を支払っている。日本では「管理費・修繕積立金」というね。運営する団体は「管理組合」といい、英語で「HOA (homeowner’s association)」。
HOA は、管理費(monthly HOA fee)を元に運営され、物件の規則(HOA’s regulations)を設定する。例えばペットに関するルールや、Sub-letting がOKかどうかもこの規則に基づく。
カナダやオーストラリアの州政府では、Sub-letting が合法である場合が多いが、HOAが許可しているかどうかも気にする必要があるね。フラットでシェアしていることを、管理側にバレないようにやっている大家もいる。その時はちょっと気をつけよう。周辺住人にバレると揉め事になる可能性も。
大家には、あたりさわりない感じで質問してみよう。興味あります的な感じで、そこはあえてカタコトの英語で(笑)。
”Is this room share permitted by HOA regulations?”
“Just in case, is there anything that I should know about HOA regulations?”
“I wander that is this condo allowed to have a pet? What are the HOA’s regulations about a pet?”
“I’m interested in buying a condo in the future, for reference, how much does the HOA cost? How is the maintenance work?”
コンドミニアム・アパートメント・家の違い
コンドミニアムは所有する物件であり、アパートメントは賃貸物件です。明確な違いはこの一点。覚えておいてね。
Apartment buildings are usually owned by a single owner (such as a property management company) and the buildings are used solely for rental purposes. However, condos that are rented out to tenants are sometimes referred to as apartments.
Condominium vs. Apartment
アパートメントは、住居ビルそのものを意味する場合もある。国や地域でニュアンスは異なる。そこはコンテクストで理解してね。
アパートメント、英語の違い
●北アメリカ → apartment
●オーストラリア・NZ・イギリス → flat / unit
4、5階建ての建物をアパートという場合が多いが、高層ビルのアパートもある。判断するポイントは、所有か賃貸か、だね。
アパートは、上記で説明した施設が全くないも場合が多い。住居とエレベータだけ、シンプル。メリットは、駅ちかで立地が良い可能性も。
私は低層アパートも好きなんだよね。階段を下りるだけで外に出られて気楽だし、世帯数が少ないぶん騒々しさが少ない。窓の外に緑があれば最高。
アパートは、精神的に落ち着いて生活できる雰囲気がある。近隣住人との距離感も近いかな。コンドーより暮らしがシンプルで、心が落ち着くというか、80年代の暮らしを感じるというか。おもむきがあって好きです。さびれた地域だと寂しい雰囲気もあるかも。
高層ビルは、閉鎖感や距離感を感じることも。人は密集するほど他人への関心も薄れる。コンドーは、お金で施設を共有するコミュニティではあるが、精神的な繋がりが強いというわけではない。
写真説明:ミュンヘンは、家と低層ビルが多い。その理由は、Frauenkirche(左の教会)が見えなくなる高層ビルは建てないから。中心地の可愛いアパートは高級住宅街。ノマドちゃんは、郊外のアパートや家で生活したが、低い建物でも広い空を見渡すことができる。そんな理由で、ベルリンではなくミュンヘンでの暮らしを選んだよ。Walkability が優れていることは言うまでもない。
家 (戸建て)
戸建ては、コンドミニアムと対比して「single-family home」などという。
普通の一軒家(Detached)は、土地の広い郊外にあり、Walkability がかなり低い状況になる可能性。
家の特徴
- 部屋やリビング、庭やポーチが広いなど
- 周囲に高い建物が少なとのんびりできるかも
- 家のマイナス点は、コンドミニアムのメリット部分
コンドーとは違い、スローペースな暮らしを好む人が多いかも。中心地のコンドーは、活動的な生活をする人も多い。人と自分を比べて心がかき乱されるタイプの人は、郊外の家でゆったり暮らしてもいいかも。
ダウンタウンなどの中心地は、一軒家ではなくタウンハウスが多い場合も。詳細は住居の種類見てね。
システム化されたコンドーと違い、設備や管理は完全に家主の趣向となる。そこはしっかりチェックしよう。ワーホリの収入レベルで暮らせるシェアハウスは、古い建物の可能性も。冷暖房・水回り・窓やドアの建付け(隙間風)、ゴミ出しの環境、セキュリティ面、郵便物の受け取り方など、とにかくいろいろ。部屋探し/英語の用語集も活用してみて。
ほんとに家しかない地域は、夜出歩くのも気をつけて。車中心の住宅街は、歩道がない地域もあり、ドライバーが歩行者の存在認識を怠るので危険です。車もムダにでかいので、ドライバーの死角も大きくなる。
ちょっと長くなったね。おつかれさまでした〜。リンク先で英語も読んでみてください。その知識は、ワーホリ中にガツガツ使ってね。
お知らせ:これからは週3の更新でいきます。サイトを見やすくする作業には入りたい…。サイト運営やること多くてパニック!! ではまたね~。