29/30歳のためのワーホリ社会知識【本当に必要な費用】
29/30歳のアラサー世代で、ワーホリ準備の時間と費用に限りがある。こんな人のために、ワーホリ資金の内容・本質・社会知識を徹底解説するよ。
人生の不安は、知識の少なさからくることが多い。お金を求めても、知識を育てなければ不安は解消されない。
これを理解したうえで、ワーホリに本当に必要な費用、いってみる。
29/30歳のためのワーホリ社会知識【本当に必要な費用】
まず、ワーホリ制度の本質をサクッと。
前提としてワーホリビザは、労働ビザ【Work Permit】です。
必要な資金、一部では100万以上などと言われるが、実はそんな大金は必要ない。その理由は、ワーキングホリデーの本質にある。
ワーホリ制度は、資金が少ない若者が貴重な海外経験を積むためにある。そのためにワーホリビザは、労働ビザのカテゴリーに入っている。
ワーホリ労働ビザの目的は、現地で生活費を補うための収入を得ること。逆に言えば、大金を稼ぐためのビザでもないけどね。稼げる人は稼いでもいいけどね。
ワーキングホリデーに本当に必要な費用
上記の本質を理解すると、ワーホリに本当に必要な費用がみえてくる。
- ビザ申請手続きにかかる費用
- 持ち物費用
- パスポート費用
1.ワーホリビザの申請手続きに必要なお金
人気3ヶ国、カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの例でみるね。
①国により異なる費用
これはワーホリ提携国(政府)の取り決め。
これらの金額は:
●インフレーションにより金額は定期的に更新される。
●為替レートにより常に金額は変動する。
リンクで政府公式ページへ。必ずアップデート情報をチェックしてね。
為替は、[Currency Converter 相手国コード YEN ] でサクッと検索。日本語で調べてもOK。
②市場により異なる費用
これは民間企業のサービスや商品。
- 海外保険代:約10~20万円
- 往復航空券のチケット代:約10~20万円
商品の内容や質・留学や観光産業の市場により金額は変動する。ネットでサクッと調べてね。
③パスポート取得費用(ない人は必要)
11,000円(5年有効)+必要であれば役所の手数料等
これは各自治体のHPで調べてね。
※上記は、主な必要書類だよ。必要な書類は国により異なる。バイオメトリックス・健康診断・無犯罪証明書など他の書類が必要な場合は、役所や専門機関の手数料がかかる。もちろん住民票など各書類の手数料も考慮してね。
ワーホリ資金証明の意味
各政府ページを見るとわかるが、初期数ヶ月の滞在資金の所持が条件となっている。ただし入国時に、通帳の残高・ネットバンクの残高・現金などをチェックするわけにはいかない。
そこで入国する前のビザ審査という手続きで、銀行の残高証明書を提出するという流れになっている。その額が、funds に記載されている金額なのね。
つまり、銀行で残高証明書を発行した後に、その残高が変化しても相手国政府は知るよしがない。このあたりを理解して、初期費用をうまくマネージしてね。
ワーホリ初期数ヶ月の生活費
上記の資金証明の金額がここにあてはまる。国により額が異なる理由はよくわからない。
ノマドちゃんの経験即では、シェアはハウス家賃3ヶ月+当面の交通費と食費があれば十分すぎるかな。
家賃5万で計算すると、15万+5万くらい。自炊すれば食費は微々たるもの。当面の交通費は、仕事する日だけ払えばいいので、定期券は必要ない。もちろんインフレや為替を元に計算してね。
初期数ヶ月の生活費が少なくていい理由は、以下の社会知識のとこで話すね。
2.ワーホリに本当に必要な持ち物
ワーホリの持ち物を買い足す費用は、多くても1万円ほど。
渡航前に必ず買い足す必要があるもの:
- スーツケース/バックパック→中古が安い(ロック付き)
- 海外使用の電気プラグ→数百円~数千円
- 海外にあるかわからない薬や軟膏など→持病ある人など
スマホはもうみんなシム対応だよね?そうだよね?
スーツケースは親のものを譲り受ければ、出費は限りなくゼロに。もちろんお金に余裕がある人は、いろいろこだわってもいいよ。あとノートPCはマストで持ってった方がいい。特に英語を学ぶ人。
ノマドちゃんは初のワーホリで猛烈に調べものをした結果、現地でスーツケースを開けると余計なものがパンパンに詰まっていた!という結果に。海外は日本と全然違うのでは?と偏見の塊だったのさ。
先進国の都市では、生活に必要な物は何でも売っている。化粧品・生理用品・ドライヤーなど、日本と同じようなものがサクッと手に入る。
渡航前の持ち物に、お金・時間・エネルギーを使うのはNG。年齢制限で時間がないんだよね?
初期数ヶ月の生活費、大金は必要ない理由
現地ですぐ部屋を探し、同時に仕事も探すことで、早くて2週間後には仕事を始められると思う。すると入国から1ヶ月後には初給料が入っているという状態も。
仮にもう少し時間がかかったとして、1ヵ月後には仕事を始める段取りでいこう。仕事をするとコミュニティができるので、友達も見つけやすくなるからね。
なぜ海外は、若者の新生活スタートがこんなにも簡単なのか?不思議じゃない?
それは、日本と海外の社会システムの違いにある。私たちが新生活には大金・時間・労力がかかると思いこんでいる理由。それは日本のヤバい社会システムにある。
海外社会システムを理解し、ワーホリの不安を解消しよう
正しく理解すべき海外の社会システム:
- 給料システム
- 住居システム
この二つを理解すれば、初期費用が少なくて済む理由がよくわかる。
ワーホリ海外の給料システム
日本の給料支払いは、月に一回。締め日から支払い日が遠い会社もある。実は日本は、収入と支出の帳尻を合わすのが難しい給料システムを導入している。
豪やカナダなどは、支払い日が近く収入をマネージしやすい。働いた日から2週間後には、給料が支払われるシステムを導入している。つまり、働く側の立場にたった給料システムなのさ。
カナダは、2週間ごとの支払いが一般的。
Government of Canada → When you get paid
※このリンクは公務員の給料システム。ワーホリとは関係ないかもだけ参考までに。
オーストラリアは、1週間または2週間ごとの支払いが一般的。
Australia Government Fair Work → Frequency of pay
ニュージーランドは、1週間または2週間ごとの支払いが一般的。
EMPLOYMENT NEW ZEALAND → Pay day and period covered
もちろん仕事が始まる前に、必ず雇用主に支払い日の確認をしてね。
上記のリンクや以下の関連キーワードを利用し、自分が住む都市の自治体の給料支払いシステムを調べてみて。
[Frequency of pay・Period of payment・Payday・Wage job・Weekly・Fortnightly・Monthly]
国によっては、雇用形態や職種により給料システムが異なる。ワーホリの雇用形態は Wage job (時給制やパート)となる。
ワーホリ海外の住居システム
日本の賃貸システムは、金銭的にも時間的にも、借り手側に多くの負担がかかるようになっている。不動産業者が仲介することで、無駄なお金が発生する。若者を巨額の頭金や契約で縛りつけ、金銭・時間・モビリティーという3つの自由を奪うシステムになっている。これ海外に住まなければ一生気づかなかったと思う。
西洋のシェアハウス文化は、若者や低所得者にとって負担の少ない賃貸システムになっている。
ネットや口コミで貸主を見つけ、仲介手数料はかからないのが一般的。補償金は、デポジット(退去時に返金される)を支払うのみ。光熱費のWifi契約のわずらざしさも一切なし。家電を揃える必要すらない。
部屋が気に入り、デポジット+1~2週間分の家賃さえ支払えば、新生活はスタートする。
こういった社会システムを正しく理解することで、海外生活の不安を解消できるだけでなく、日本で資金を貯める余計な時間を削ることができる。
29/30歳ワーホリのための心理学とお金の本質
時間や資金が少ない人ほど、冷静に物事を判断する必要がある。人は不安が高まるほど、冷静に物事を判断する力が弱まる。
「海外はしっかり準備しないと危険ですよ」と恐怖を煽る情報やマーケティング手法を、 Fearmongering というよ。海外向けの商品を売る場合、この手法はとても効果的なのさ。
人は不透明や不安なことを避ける性質がある。不安の解決方法は、①お金と②知識の二つがある。日本人が、海外旅行に必要以上のお金を使うのは、足りない知識をお金でカバーするから。
ノマドちゃんは、その知識を補うためにこのブログを書いてるのさ。
新生活は、海外でも日本でもリスクが伴う。どれだけ大金を用意しても、知識不足により出費がかさんだり、人に騙されたり、社会人としての能力が低ければ、結果としてお金は足りなくなる。
ワーキングホリデー新生活で大切なのことは:
- 知識を養うこと
- 家族や友人の支え
もちろん、最低限の資金をしっかりと揃える必要はある。お金も時間も超ギリギリは好ましくない。ただし、お金は全てを解決しない。海外で困った状況になった時は、家族や友人のサポートが必須となる。※莫大な資産がある人は例外だけどね。
ノマドちゃんが、少ない資金で3ヶ国ワーホリを達成できた理由。それは周囲の協力があったから。友人が家に泊めてくれたり、地元の人が手を貸してくれたり、本当に多くの人に支えられたのさ。
アラサーは、ワーホリ知識をお金でカバーする年代でははい。豊富な知識は、ワーホリ生活を有意義なものにしてくれる。だってそれがワーホリの本質だからさ。