【ワーホリで学んだ】アメリカ黒人差別を見て日本人が海外でできる3つの事
こんにちは。 のまどちゃんです。
「アメリカの差別が残酷すぎる!」
と思いながら、何もできない自分は無力だな~とか感じますか?
それともヤキモキする感じですかね?
そんなみなさんが、海外にいるからこそできる事をまとめました。
【ワーホリで学んだ】アメリカ黒人差別を見て日本人がまず理解すべき事
まず、毎日ニュースでアメリカの黒人差別を見てみなさんどう感じますか?
- 自分も何か行動しなきゃと思う
- 正直何が起こっているのかわけがわからない
私は正直なところ後者です。
なぜなら、人種差別に関する知識が浅く、『今目の前で何が起こっているかを判断する能力が低い』からです。
『人種差別とは何かを理解できていない自分』を理解する
そもそも日本で育ったほとんどの日本人は、「人種差別とはどんなものなのかを、自分が理解できていない事」すら認識できていないのでは?と思いました。
日本にいたころの私は、人種差別に関して無知な自分を理解できていなかったというか、気にしてもいなかったです。
日本人に限らず、差別というのは複雑すぎて、その構造を理解するのが難しいと感じます。
そんな実態がよくわからない事柄に対し、何か行動をしたり、手を打つことなど到底できるわけがなく、無知ななまま意見を言ったり、行動してしまうと、危険なことに巻き込まれてしまうかもしれないという不安の方が大きいです。
では、今起きている人種差別を目の前に、「無知なままアタフタするという選択」を続けるのか?
『自分はどちらかというと差別する側の人間かもしれない』と認識する
そもそも知識がない日本人は、日常で起こる差別にすら気づいてないのではないか?
無知な日本人を続けることの恐怖
- 自分が差別を受けている事にすら気づかない
- 目の前で差別を受けている人が見えないSOSを出していてもスルーしている
- 差別している側に無意識のうちに同調している
海外3大陸に住んだ後の私は、昔の自分を見て、上記に当てはまっていたのだろうとしか思えないのです。
自分は無知すぎて、何もしないどころか、差別する側よりな人間だったのではないか?
日本人は目の前で起こる卑劣な差別にも気がつかない件
多くの日本人が今アメリカで起きているニュースを見て、そもそも何が起きているか、なんて判断できるんでしょうか?
- 警察官が黒人に対して威圧的な場面→この人は犯罪者なのかな?
- 警察官が黒人に手錠をかけている場面→この人は犯罪者なのかな?
こんな場面を見て、瞬間的にこう思ってしまいませんか?
例えば、知識のある人であれば、以下のことが瞬時に思い浮かびます。
- 警察に手錠をかけられる黒人→無実の人である確率もかなり高い
- 刑務所にいる・犯罪歴のある黒人→冤罪の可能性もかなり高い
- 黒人が警察官と接触している→命が奪われるかもしれない
- 黒人が警察官に呼び止められた→その人生が奪われるかもしれない
目の前の状況を見て、こんな風に危機感を感じられる日本人はどれくらいいるのだろう?
アメリカでは、何もしていない黒人が警察官に呼び止められた時点で、『鼓動が高まり、冷や汗をたらし、命の危険を感じる』というのが日常なんです。
例えば、みなさんが警察官に押さえつけられる黒人の動画だけを見た時、差別だとは気づかずにスルーしてしまうのではないでしょうか?
ニュースで説明されるから内容がわかるのであって、動画や画像を見ただけで、瞬時に状況が掴めます?
何度も言いますが知識がある人であれば、目の前で起きていることが犯罪なのか、差別なのか、その状況がある程度わかってしまいます。
これが、日本人が差別に関して無知であるということです。
「日本人だからアメリカのことなんかよくわからないよ」
そう思う人が多いのかもしれません。
でも、逆に日本で起こっている重大な問題を、日本のことなんかよくわからない、でスルーされてしまうとどう思いますかね?
【ワーホリで学んだ】アメリカ黒人差別を見て日本人が海外でできる3つの事
あなたは次のどれに当てはまりますか?
- 差別をしている人
- 知らない間に差別に同調している人
- 差別に気づかずスルーしている人
- 知らない間に差別を受けている人
- 差別を受けて苦しんでいる人
ワーホリ3大陸する前の自分であれば、2と3と4だったと言えます。なぜならまったく知識がなかったからです。
この次元の人は、1の差別する側になることはあっても、5番の人を助けることなど到底できないだろうと思います。
3大陸でワーホリした自分は、日常的に2と3を防ぐよう行動しているつもりですが、それでもまだ完全に防げているとは思わないのです、、、。
知識がない日本人が海外でできる3つの事
差別に気がつけるレベルになるには時間がかかります。差別は本当に複雑で、さまざまな知識が必要だからです。
- 日常的に人の行動を観察する
- 差別の経験について人と対話をする
- 世界のニュースを英語で見る
「私は海外にいて人種差別が起きているなんて一切感じないよ」
そう思う人は、感じないのではなく無知なだけです。
日本以外の国に住んでいて、自分が人種差別を受けていると感じた事がないとう人は、かなり鈍いんだと思ってください。
特に西洋兼ではアジア人というだけで、マイノリティーになります。
マイノリティーになる=差別を受けやすい状況になると言うことを意識する必要があります。
日本では逆です。自分は外国人(マイノリティー)を差別する側になるかもしれないということです。
①日常的に人の行動を観察する
差別的な人は、行動、言動、態度、目線などのボディランゲッジにそれが現れます。よくよく見ていると、相手(人種)によって態度や言葉使いを変えている人がいます。
白人男性は人種差別ピラミッドの頂点。その次が白人女性です。
白人至上主義などと言われる人達は、どの国にも存在しており、日常に紛れて生活しています。彼ら人種だけでなく、女性を差別する傾向も見られますね。
さらに差別的な振る舞いをする本人は、差別をしている事に気づいていないことが多いです。差別は無意識に起こるから怖いのです。
例えば、白人客が白人の店員と、それ以外の店員とで微妙に態度を変えるなど。逆に店員が客に対して態度を変えることもあります。
こんな些細な差別は5万とありまして、観察しつづけることにより、差別の実態を肌感覚で学ぶことができます。
※ただそれが人種差別なのか何なのかを見極めることは、非常に難しいです。だからこそ人種差別は、自分の頭でよく考え、学び続ける必要があるのです。
②差別の経験について人と対話をする
肌の色がブラック・ブラウン系の人は、白人や日本人にくらべ、差別に対し100倍敏感だと思ってください。
なるべく多くの人種と友達になる機会を作り、本人だけでなく祖先の人生や経験について話を聞いてみてください。
- 差別は個人的なものと社会的なものがある
- 親や祖先が受けた差別で不利な状況になってる人もいる
社会的な差別は、仕事のチャンスや政府から受ける場合などさまざま。
本人は直接受けていなくても親世代の影響で貧しくなっている人も。
もちろん、話す個人の偏見も入ってくるので、聞いた話をもとに、第三者の意見を聞いたり、時には調べてみることも大切です。
また、差別なんかまったく感じないという人であれば、上記の2・3・4の人である可能性もあります。または5番の差別するの側である可能性もあります。
差別をする側が、白人だとは限らないからです。
また、白人やアジア人でも肌が自黒の人、またはゲイなどのマイノリティーと言われる人たちは差別に敏感な場合も多く、彼らの意見もとても勉強になります。
また白人が外国(日本など)で受ける差別もあります。人種差別は本当に不雑で、千差万別だと認識し、自分の頭で考える力を養う必要があります。
日本人は、政治や差別などの重めの会話を極端に嫌う傾向にあります。
それが無知の原因だと思ってください。
「差別なんて繊細な内容を日常で話したくない」
それも無知の原因です。
海外では差別を議論するがわりと普通
私はカナダの前はドイツに住んでました。
シェアメイトや友人と、差別や政治の話をするのはあたりまえでした。
カナダでも、お隣の国アメリカのことや、カナダの差別について日頃から議論します。
私も最初の頃、彼らの話は次元が違いすぎて、まったくついていけなかったんですが、今は慣れました。
③世界のニュースを英語で見る
①と②を経験値として、世界のニュースを英語で見てください。
今までと見える世界が変ります。
※日本のニュースは偏見が入ってる場合が多いので、(というか差別を良く知らない人たちが報道してますからね)なるべく英語ニュースや海外のユーチューブを見ることをおすすめします。
【最後に】ワーホリで海外にいるから人種差別を学ぶことができる
自分もそうでしたが、①も②も③も、最初はすごく難しいです。
それでもアメリカの黒人差別を見て、何か行動しなくてはいけないと思うのであれば、自分のできるところ、まずは差別を知るところから始めてみてください。
人種差別を日本で学ぶのが難しいのは、差別は自分自身で感じ、考え、議論しながら学ぶ必要があるからです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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