フリーランスのリアルな話 フリーランスに本当に必要な能力とは【細かくまとめました】
こんにちは。のまどちゃんです。
在宅で翻訳をしてまして、英語でクライアントを探す中で、世界のフリーランス事情がうかがえます。
たまにすごい条件で仕事を依頼してくる会社がありまして、単価が時給にして、500円~800円くらいの仕事など。こちらが最初に提示した条件がその倍以上にも関わらず、この金額で交渉したいなど的外れな提案をしてくる会社がありまして、イラっとしつつも冷静に大人な対処をするわけです。
こんな感じでして、世界には(日本を含め)意味不明な会社が無数に存在してますが、そういった対処も仕事のうちですね。
エンジニア・デザイナー・ライターなどデジタルフリーランスに必要な能力は実はその分野のスキル以外のところが大きいです。
その必要な能力をスッポリまとめました。ではどうぞ。
フリーランスのリアルな話 フリーランスに本当に必要な能力とは、、、
結論から言うと、一般的な会社で必要なすべてのスキルです。以下解説。
- 日本語能力とコミュ力 (事務)
- メールや電話のマナー(事務)
- パソコン能力(システム部)
- 生活力と会計力(経理・財務)
- 情報収集と検索力(マーケティング部)
- 情報判断力(マーケティング部)
- 交渉力と大人の対応力(営業部)
- 提案力(開発部)
- 忍耐力と未来予知能力(企画部)
- 人間心理学と決断力(管理職)
- 健康管理力(管理職)
- スキル(技術職)
会社勤めしたことある人はイメージ湧きやすいかと。
基本的にフリーランスはこれらがすべて必要と気づいてしました。必要ないのは、人事部と秘書課の能力とかですかね。
「 うわーフリーランスなんかエグイ」と思ったかもです。
ただ、これがすべてできる人間はほぼいないと思ってまして、凡人なら三分の一くらいできればOKかと。
大切なのは、まず自分に足りない能力を把握することでして、自分の弱点を知らずして改善はできないですよね。それぞれの能力に関して解説するので、まず自分に必要なものを確認してみてください。 力を抜いていきましょう!
フリーランスに本当に必要な能力を細分化して解説
フリーランスに必要な能力を細分化しつつ、会社の部署やポジションに割り当ててみました。
事務
ここは基本のコミュニケーション能力と一般マナーです。
挨拶やマナー、クライアントと会う場合(ほぼないけどね)は相手への時間の配慮や、見た目を整える、さらに声のトーンや目線も大切ですね。業務は以下。
- メール対応
- 電話対応
たとえば友人や個人からの仕事依頼であっても、社会人としての正しい対応が必要ですね。公私混同するとトラブルを招きかねます。
実はこの基本ができてないクライアントがけっこういたりする。その会社はどんな体質の会社なのか、担当者がどんな人間なのか、メール一本である程度の判断が付いてしまいます。
こちらに敬意がないような文面だと、いくら良さそうな仕事でも丁重にお断りしますね。→そういう会社は後々ややこしい事になる可能性があります。
システム部
基本のパソコンスキルやシステムの管理等
- ワードやエクセル・専門分野のソフトの使い方等
- ウイルスやスキャム対策
- 個人情報や機密情報・パスワードなどのセキュリティー管理
何かの手違いでクライアント情報、又は自分の持つ情報がクライアントに漏れたりしたら大変かと。
経理部
フリーランスで言う経理は自分の生活費を含むすべてのお金に関してです。そもそもお金にルーズな人はフリーランスちょっと厳しいかも。
- 自分の生活費の管理(収入と支出の管理)
- 仕事を受けた後のインボイスの作成等
- 経費の管理
- 確定申告(税金)
- 年金と健康保険の管理
生活費以外はやりながら徐々に覚えればOKです。まずは個人的な収支の管理を!こちらの記事にまとめてます。
フリーランスになるにはまず経済的な不安ゼロにすべき
マーケティング部
ここ一番重要です!!
- 自らの力でより良いクライアントを見つけ出しアクセスする
- クライアントの提示した条件等が合法で自分にとって正しいかを判断する
- 取引する会社が合法で信頼性があるか判断する
そもそも相手先のクライアントに信頼性があるか判断するには、経験やその分野の値段相場・正当な条件等を知る必要があります。ここがある意味一番難しいところです。
ブラック企業から仕事を取るのは簡単でして、これは就職と同じですね。目先のお金や経験欲しさに絶対に相手に振り回されてはいけないですね。
さらに自分のブランドイメージ(信用)を守るのも大切。フリーランスで重要なのは技術より学歴より資格より『 信用 』でして、無茶な仕事を取って 納品期限に遅れたりすると、仕事のできに関わらず信頼を失います。
フリーランスとして生きる以上、自分そのものが商品になるわけで、自分の名前(ブランドイメージ)を損なわないように行動することが大切です。
営業部
優良なクライアントに自ら自分のスキルを売り込んだり、単価交渉をする力です。クライアント側からの理不尽な内容にも毅然と対応する力も必要です。
- 単価アップと仕事量・契約期間等の交渉
- 理不尽な条件を出されたり、こちらを軽視するような場合も冷静に対応
ここも難しいところです。自分の価値を高めるために必要な能力です。うまく交渉しないと信用や信頼を失いかねます。
開発部
クライアントは提案力や柔軟性のある人材を欲しがります。
- 効率化や改善点など、相手の立場や状況を理解しつつ提案ができる
- 指摘されそうな点は言われる前にうちあけ、率先して問題解決を行う
プロジェクトの間に気づいた点は要点をまとめて報告、クライアントが喜びそうなことは一歩先をみて提案する。ただし、単価以上の仕事をし過ぎて自分の価値を落とさない塩梅は大切です。
企画部
自分の専門分野の将来性を見据え、今後必要なスキルを見極める能力。
- 業界全体の未来を予測する力
- 仕事がない時期でも、冷静に物事を判断する忍耐力
- 自分の将来を見据え、時には方向転換をする
フリーランスとして稼ぎ続けるには、未来を読み取る力が必須ですね。ここが会社員とは大きく違うかと。常に改善と前進、思考停止は致命的です。
管理職
- 付き合う人間や会社を判断し、すべてのリスクに責任を持つ
- 部下(自分の身体)の体調管理とどれくらいの仕事量をこなせるか判断する
自分の身体を部下にみたててみました。リスク回避やリスクを負う責任能力は必須ですね。
技術職
- 自分のスキルを磨く
- 新しいスキルを身に着け常に勉強を怠らない
- 時間とクオリティーのバランスをとる
以上です。自分の経験からすべてを捻出しました。会社の役割にあてはめてみましたが、部署によっては無理やりあてはめたところもありますが、お許しを。
自分の手や身体(健康)を社員として、脳を使って制御するイメージです。
フリーランスは自分の生活とは切ってもきり離せません
自分の手が動かなくなったら終わりでして、病気で休んだら給料出ないですからね。
ただ不安に思う必要はまったくなくて、うらを返せば健康や挨拶やマナー・生活費の管理は人生の基本でして、そこができてない人はそもそもお金稼ぎどころではないのでは?と思ってます。
フリーランスという働き方は人生そのものです。
フリーランスで成功する=人生そのものの成功を意味する
いい企業でいいお給料をもらってる人でも、身体がぼろぼろ、家庭が崩壊してるなんてのはザラにありまして、そんなの人生の成功とは言わないですよね。
フリーランスをすることによって、お金・自分の健康・日々の生活・家族や友達、人生のすべての要素を攻略できるというのが私の意見です。
フリーランスが大変なのは最初だけ
フリーランスは最初が大変かもですね、今日説明したことをすべて自分で解決するわけです。
ただ焦らず一つずつやれば大抵の人ならできるかと思いまして、失敗しながら学べばOKです。たとえ失敗して信用を失っても、世界の終わりではないので、その信用はまた構築するだけのことです。
すべての能力を整えてからやるのでは遅すぎる、というか一つ能力を得てる間に、先に習得した方の能力を忘れてしまいます。人間はそんなに器用ではないんです。
ます手探りでフリーランスを始めてみて(行動)、一つ一つやりながら(実践)自分の脳と体に能力を定着させていくというのが、一番簡単で効率的な方法ですよ。
軽く勉強→実践→失敗→方法を変えて実践→小さな成功→また勉強
これをかく能力ごとに繰り返しながら、最終的に仕事がとれたら、仕事を実践しながら技術を覚える。これの繰り返しでして、フリーランスは会社員と同じく単調作業の繰り返しだなーと日々思うわけです。
私は翻訳で最初の仕事が取れるまでに、3ヶ月くらいかかりましたね。その間家で、侍の如く忍耐強く待つ!わけではなくて、映画とかゲームしたり、ユル耐えしてました。( 笑 ) なんせ生活費2年分は確保してましたから。→フリーランスになるにはまず経済的な不安ゼロにすべき
最後まで読んでいただいてありがとうございました。フリーランス論はブログの一記事なんかで収まるもんではないので、他の記事も参考にしてください。『 Freelance』でサイト内検索がみつけやすいです。
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