サンクスギビングデーの海外シットコム5つを紹介、英語も文化も一気に学ぼう
こんにちは。のまどちゃんです。
今回は英語学習者、またはワーホリや海外に興味のある人のために、使える西洋文化をガッツリ学べる企画。
人気シットコムのサンクスギビングエピソードを、しっかり使える文化が学べるように厳選した。英語の難易度もつけたので参考にしてね。
サンクスギビングデーの海外シットコム5つを紹介、英語も文化も一気に学ぼう
“Happy thanksgiving!!”
てことでカナダのサンクスギビングは、今日10月第2月曜日!アメリカは11月4週目の木曜日だよ。基本は北アメリカの文化だけど、西洋の人はけっこう知ってるので、まあ社会勉強として学んでみて。
ところでサンクスギビングって、日本の正月文化とよく似てるって知ってた?
サンクスギビング家族あるある
主婦は前日から仕込んだ料理を年配者にジャッジされまくる。
ただ実際は家族メンバーの8割が伝統料理にあきあきしている。
さらに親戚とのつまらん会話で精神エネルギーをかなり消耗する。
フェイク家族であればあるほどイベントを盛り上げようと必死になる。
などなど、基本的な構造は同じだ。
サンクスギビングは、腐れ縁なめんどくさイベントとなっている。もちろん家族や友人と集う、日本の盆や正月のような大切な祝日でもあるよ。
西洋と日本の家族行事の共通点を探すことで、社会や人間心理も学べる。面白いからやってみて。
サンクスギビングあるあるを学び海外で話のネタにしよう
英語圏で特に人気のあるTVシリーズのサンクスギビングエピソードを5つ紹介する。
ワーホリなどで海外に住む人は、これらをビンジ見することで、使える西洋文化をサクッと学べるよ。まとめて見るのが脳定着のポイント!
”Did you watch thanksgiving episode of 〇〇?”
“Which sitcom do you like?”
てな感じでシットコムトークをすれば、5つのうち必ず一つはヒットするはず。なので5作品をザザっと押さえるべし。
どれも見たことがない西洋人?いやいやそれ絶対庶民じゃないでしょ。たぶん王族かなんか。
サンクスギビングあるあるネタ3つ
- 伝統料理
- 家族の集い
- 歴史背景
特に歴史ネタはブラックジョークでガンガン登場する。歴史的な出来事を軽〜く学ぶのはかなりおすすめ。家族や料理あるあるは、日本文化とノリが似てるからとっつきやすいと思う。
以下の記事に軽く歴史をまとめたけど、[Thanksgiving history] てな感じで英語検索もしてみて。カナダとアメリカは歴史背景が違うから、その違いを知るのも面白いよ。
カナダ流ンクスギビングから学ぶアメリカとの違いとは?
サっと歴史概要を読むだけでシットコムが100倍おもしろくなるから!
日本人が知らない料理の種類など具体的なネタは、サンクスギビングエピソードをビンジ見することで、なんとなくパターンが見えてくるよ。
注意点:
どの作品も白人ミドルクラスが中心となっているので、移民や低所得・LGBTQなどのマイノリティーは細かく描かれていない。北アメリカ=多様性だが、2000年代のテレビ作品には大きな偏りがあると認識してね。
サンクスギビングエピソード、西洋で人気のシットコム5つ
今回は、アメリカのTVシリーズで超絶有名なものだけを紹介。シットコムというかコメディジャンル全般かな。今回はカナダ作品なくてごめんね。
ちなみにシットコム『Friends』は、神レベルなのであえていれてない。
『ザ・シンプソンズ』は、アメリカのコメディアニメ。1989年に放送開始され、現在も続いているドラえもんばりの長寿番組だよ。ただ大人向けの内容でブラックジョークも満載。
英語が母国語の人はほぼ間違いなく知ってるから、シンプソンズは必ずチェックしておいて!
ザ・アメリカな番組でネタがわりとローカルだから、日本人は馴染みがないよね。私も見始めた時は衝撃をうけた…。ところが西洋文化が少しわかるようになると、め〜ちゃくちゃ面白い。
エピソードは約25分だがジョークの数が多く、1時間たったかってくらい内容が濃い。家族ネタが中心だが政治や歴史ネタもあるので、見やすいエピソードを選んだほうがいいかな。
毎年恒例のサンクスギビング特別エピソードってのがあって、これが超おすすめ。内容は3本立てで、これまた濃さが半端ない。
『ザ・シンプソンズ』の英語
英語はけっこう速度が早い。見やすさはエピソード内容によるよ。英語力というよりも、文化力が重要になるかな。サンクスギビングなどの行事ものや、家族エピソードなら見やすいと思う。
Season 2, Episode 7: Bart vs Thanksgiving
Season 12, Episode 5: Homer vs Dignity
Season 13, Episode 3: Homer to the Moe
Season 17, episode 18: The Wettest Story Ever Told
Season 31, Episode 8: Thanksgiving of Horror
一般的にSeason 2のエピソードが有名のようだ。今年はシーズン31を見たけど、七面鳥のネタがかなりウケた。なんせ長寿番組だから多くのサンクスギビングエピソードがある。テキトーに気になる回をビンジ見してみて。
Desney+で全シリーズを網羅できるよ。
2.New Girl
2011年〜2018年(シーズン7)のコメディドラマ。コンセプトは、友情・恋愛・シェアハウスだからフレンズに近い感じかな。
“♪Who’s that girl? Who’s that girl? It’s Jess.♪”
このメロディはイヤーワーム化する。
『New Girl』の英語
コメディにしては速度がゆるやか、初級者に超おすすめ。文化やジョークもわかりやすいので日本人に最適だよ。
サンクスギビングエピソードは、毎年恒例だからぜひビンジ見してね。
Season 1, Episode 6: Thanksgiving
Season 2, Episode 8: Parents
Season 3, Episode 10: Thanksgiving III
Season 4, Episode 9: Thanksgiving IV
Season 6, Episode 7: Last Thanksgiving
シーズン2のエピソードが有名みたい。今年はシーズン4を見たけどけっこうウケた。下ネタだけどね。
“Happy Bangsgiving!”
New Girl – Season 4, Episode 9
“Oh, my God! Is there nothing underneath that apron?”
“Just a little white meat looking for some gravy.”
やはりJessのぎこちないジョークが定番!ちょい天然だから。裸にエプロンって世界共通ネタにグレービー盛り込んできたとこが普通にウケた。日本なら寿司だよね,、そこ。
1998年〜2006年(シーズン8)のシットコム。70年代のミドルクラス白人家庭を題材にしている。Mila Kunis の出世作だよね。ファッションや文化がユニークで、私のお気に入り作品。
男は男らしく、女は女らしくなどのステレオタイプや、人種差別・LGBTQ差別などをあえて描いていて、とても社会勉強になる作品だよ。
アメリカ70年代のステレオタイプと現在の日本を比べてみると面白い。2020年以降もまだまだ男女格差が激しい日本。私の育った90年代は「女の子は短大を出て結婚すべきだ」みたいなのは主流だったし、”花嫁修行”なんて言葉も普通にあったからヤバい。今もあるの?
サンクスギビングエピソードは、主婦の苦悩を描く作品も多い。That ’70s Show でも、主婦 Kitty の奮闘ぶりを皮肉に描いているよ。
Season 1, Episode 8: Thanksgiving
『That ’70s Show』 の英語
速度は早めだが、家族や学生の日常会話が多いので初級者におすすめ。時代的な文化背景の知識があるとより楽しめる作品だよ。
あと、煙モクモクしてるシーンにも注目!現在カナダでは完全合法のアレだよ。
2005年〜2013年(シーズン9)のコメディドラマ。ラスト2シーズンは、主役のマイケル不在にも関わらず人気を継続したという超強者だよ。
このドラマは名前の通り”会社”が舞台になっていて、日本風に言うとサラリーマンのあるあるネタが描かれている。リーマンの仕事って意外と緩いよね〜っていうブラックジョークなのさ。
アメリカの働き方、実は現在の日本に多く定着している。名ばかり無能なマネージャーや嫌われ者の人事部など、いや〜日本でも超あるあるだよね。現代の日本社会はアメリカのコーポレート資本主義が超悪影響を及ぼしてるのだと、この作品を見て深く学んだ。
ハロウィン・クリスマス・バレンタイン・社員の誕生日など、会社の年間行事あるあるは毎度お馴染み。社会や文化を学ぶのに超おすすめだよ。
『The Office』 の英語
速度はさほど早くない。基本的なビジネス英語も学べつつ、若者言葉やジャーゴンも少ないので初級者にかなりおすすめ。
てか日本人はこの作品めちゃ親近感あると思う。リーマンやOL経験のある人が多いでしょ。セクハラ・パワハラなどのブラックジョークも満載だからさ。
Season 7, Episode 9: WUPHF.com
オフィスはサンクスギビングに特化してるエピソードが少ないが、シーズン7のエピソードが有名みたい。個人的には全シーリーズを制覇したけど、このエピソードは覚えてないからもっかい見るわ!
2005年〜2014年(シーズン9)で、フレンズとまったく同じスタイルのシットコムだよ。設定も結婚前の男女の恋愛が中心で、バー設定はフレンズのカフェシーンと類似している。
私の見解では、たいして魅力のないダサめな主人公が、なぜか美女とお付き合いできてしまうという男性ファンタジー作品となっている。恋愛の駆け引きがメインで描かれていて、けっこうリアルなので、その辺を学ぶのにおすすめかな。ただ白人中心だから、人種の偏りには注意してね。
『How I Met Your Mother』 の英語
フレンズ同様、ダイアログ中心(セリフが多い)で速度がかなり早い。ジャーゴンや文化的知識もけっこう必要なので中級向けかな。ただし恋愛話なので内容を掴むのはさほど難しくない。まあ、フレンズみたいな感じ。
Season 1, Episode 9: Belly Full of Turkey
Season 3, Episode 9: Slapsgiving
Season 5, Episode 9: Slapsgiving 2: Revenge of the Slap
Season 6, Episode 10: Blitzgiving
Season 7, Episode 11: The Rebound Girl
Season 9, Episode 14: Slapsgiving 3: Slappointment in Slapmarra
勉強になるので本当に全作品を見てほしい
アメリカ作品に偏ってしまったが、この国は日本社会に莫大な影響を及ぼしているので…てかっ日本文化の半分はアメリカ文化だから、マジで。知らなかった?
家族・恋愛・会社と一般社会の要素を網羅できるので、全作品をビンジ見して!