ミュンヘンのオクトーバーフェスト ディアンドルの選び方【値段や相場を解説】

こんにちは。のまどちゃんです。

ミュンヘンに1年3ヶ月住んでました。オクトーバーフェストは入場料がかかりません!そんなわけで私は常連になってました!(笑)

そんな会場から徒歩3分のところに住んでいた私が、伝統衣装デュアンドルの選び方を 解説します。

ミュンヘンのオクトーバーフェスト ディアンドルの選び方【値段や相場を解説】

ディアンドルは伝統的なものからモダンなものまで、デザインも値段もピンキリで、シーズンになると町中のお店にディアンドが並び、少し知識がないと混乱します。

ミュンヘンのディアンドルの値段相場とは

ディアンドルの値段相場  約30~500ユーロ以上

相場① 30~50ユーロ前後

ドンキホーテに売ってる メイド服のようなコスプレ風のクオリティです。

一日だけ着るのであればこれでもいいかもですが、日本でも年々オクトーバーフェストが盛り上がってまして、帰国後に着るチャンスも大いにありです。なので個人的には次がおすすめです。

100~150ユーロ前後

大人の女性が着ても恥ずかしくないクオリティでデザインや色も豊富な中から選べます。

この金額だと滞在中に数回は来てほしい。オクトーバーフェスト以外の小さなビアフェストやビアレストランで着ても大丈夫ですよ。もちろん観光で着るのもありですね。

※デュアンドルはイベント用のコスプレではなく、バイエルン州の伝統ドレスです。

200~500ユーロ 前後

生地が上質で伝統的なデザインも多く、とても気品のある物が多いです。

毎年着る方や、高級なレストラン、結婚式等に着ていく場合などは、このラインがいいかと思います。

日本の浴衣の値段設定に近いですかね

安い浴衣だと、若者向けにデザインが子供っぽかったり、小物がかなり安っぽかったりしますが、1万円前後のものだと、十分楽しめるという感じですよね。

浴衣もそうですが、外国人が伝統や文化を知らないまま着るより、少し知識があるほうが素敵ですね。簡単に勉強してみましょう。

ディアンドルの歴史と伝統的な着こなしとは

ディアンドルとはドイツ語で『Dirndl』と言い、「 ドレス 」を意味します。 元は『 Dirndlgewand 』「 メイドのドレス 」という名前で呼ばれてました。

起源は農民や使用人の作業着でした

オリジナルのギャザースカートは、18世紀ドイツで働く農民の服であり使用人などの作業服として認識されていました。

色は地味で暗く、粗末なボロキレのような素材で作られた丈の長いスカートでした。さらに使用人などは身分が低いということで、派手な宝石などを着用してはならないという厳格な決まりもありました。

その後1870年ころ貴族の間でハイファッションとして広まり、絹やサテン等の贅沢な生地が使用され、綺麗でおしゃれなドレスとして生まれ変ります。その際に、ブラウスやエプロンなどのより豪華な装飾が加わりました。

デュアンドルは時代の流れと共に衰退を見せますが、オクトーバーフェストにより完全復活、今でもドイツ人に愛される伝統衣装となりました。

現在は、より華やかな色やバリエーションが増え、短いスカートが主流になっています。記事参考サイト→OktoberfestHaus

ディアンドルに正しい着方はある?

実は、エプロンひもの結び目に意味があります。

結び目が右=すでに決まった人がいる(既婚者)
結び目が左=シングル(未婚者)

日本の着物にもこういった類のルールがありますが、それとよく似てますね。

これを意識する必要はないですが、ドイツ人にはよく知られている文化の一部なので、参考までに。

ディアンドルをかっこよく着こなすコツ

女性らしいボディラインを出すことです。 なぜならボディラインを強調するようにデザインされているからです。

《 ポイント① 》ピッタリサイズを着用し、ウエストのひもをキュっとしめてクビレを強調する。

《 ポイント② 》胸元を綺麗にみせるために、自分のデコルテの特徴にあったデザインのブラウスを選ぶ

「 身体のラインなんて自身ないし恥ずかしい!」 

と思うかもですが、ウエストをキュっとしめて、スカートのボリュームとのメリハリをだせばOKです。ずん胴に着ると、特に日本人は子供っぽく見えるので注意です。アナ雪のドレスを来た幼稚園児みたいな。。。

ドイツのセクシーは日本とは全く逆の概念です

日本の着物はずん胴になるように着るのが美しいんですが、ディアンドルは女性らしい身体のラインを出すのがセクシーであり美しいとされます。

若い人は派手な色の短いスカート年配の方は落ち着いた色のミモレ丈やくるぶしスカートという感じで、そのあたりは日本文化の価値観に近いです。

うなじを見せるのも、デコルテを見せるのも、女性はいくつになっても色気を忘れてはいけないという伝統的な価値観かもしれませんね。

デュアンドルの全身コーデを紹介します

ドレスは基本的に、

ワンピース(本体)白のブラウスエプロン

この三つで構成されます。

すべてセットになっているものもあれば、先にワンピースを選び、ブラウスの形とエプロンを選んでカスタマイズすることも可能です。

デザインはこちらのサイトを参考にしてください。→https://www.ernstlicht.com/12-ladies-clothing/97-ladies-dirndls/

靴や小物はどうするべき?

さらにオシャレに着こなしたい方のために小物も紹介します。

→黒の革靴、ブーツやパンプスなど。茶色でもOKです。

靴下→白が生えますが、シンプルなものでOKです。

胸元→ネックレスやチョーカーがおすすめ。
エーデルワイスのチャームが定番でして、こちらはお土産にもなるのでおすすめ。シンプルでカワイイデザインが多く、日常使いも可能です。

アウター→カーデガンやジャケットでスカートが隠れない、腰丈のものがキレイに見えます。

バック→ ハンドバックやポシェット
ドレスなので小さいバックが合います。会場入口で軽い荷物チェックもあるので、物は少な目がいいかもしれません。

こだわり過ぎなくてOKです

ドレスの3点以外は手元にあるものでもOKです。歩きやすいようにスニーカーや、寒い日はコートなど、状況にあったものにしましょう。

観光客が知らないお店とは?

ここで自分の買ったものを紹介します。(番外編)

実はワンピースでなく、トップスとスカートの2点買いにしました。

Mieder Blousesというブラウスとデニム生地などが一緒になっているトップスがあります。それにスカートをあわせるとドレスになります。

ドイツ人の店員さんによると、この方法であれば特にエプロンをする必要もないとのこと。ほうほう。

Mieder Blouses とスカートとブーツ

私の購入したものはこちら。

Mieder Blouses トップス 約30ユーロ
真っ赤なロングスカート 約20ユーロ

中古品なので約50ユーロほどでした。新品を買うと3倍のお値段はします。 購入先は以下。

デュアンドルを購入できるお店はどこ?

MarienplatzKarlsplatzに行くと、専門店がたくさん並んでます。

見るからに観光客向けのお店から、路地を入ると高級店まで、その中で私が購入したのはビンテージショップ、いわいる古着屋です。

専門店・ビンテージショップ・セカンドハンドショップ・デパートなど

自分は洋服が好きなのと予算をあまりかけたくなかったので、古着屋で選びましたが、簡単に済ませたい方は、専門店でのセット購入がおすすめです。

観光客にはほぼ知られてない2店舗を紹介します

PICK WEIGHT – VINTAGE STORE KILO』 量り売りのビンテージショップ。 Marienplatz周辺にあります。

C&A 』 ドイツで展開されている大手チェーンで、ユニクロ的存在です。ここでもデュアンドルが展開されてると思います。下着から靴まで、なんでも揃うので便利です。

デュアンドルを着た後は、本当のドイツ文化を感じてほしい件

そんなセクシーなデュアンドルですが、いやらしいというよりも、たくましい印象をうけます。

なぜなら、谷間をガッツリ出した女性が、誇らしげに胸を張って歩いてるからです。1リットルのビール瓶を10杯くらい手に持つ運び子さんも、ビールを胸で支える姿が力強くて本当にカッコいい!

おしとやか=女性とするに日本の伝統とは違い、女性として堂々と胸をはって歩く。それがドイツ流の美の感覚であり、男性も女性も同じ立場であるというドイツの男女平等の精神が感じ取れます。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

のまどちゃんブログでは、3大陸に住んだ経験を基に、自分の経済感覚を生かし、海外でのお得な情報や、ためになる海外文化を紹介してます。是非参考にしてください。 

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